災害関連死
disaster-related death
内容にフォーカスしたい
2024年1月に発生した能登半島地震のような大規模自然災害では、「災害関連死」が数多く報告される。災害による直接の被害ではなく、避難生活中や避難後に死亡した場合に、災害との因果関係が認められるものが「災害関連死」として認定される。国による災害弔慰金の対象となることから、法的な意味合いを持つ言葉でもある。
具体的に「災害関連死」とは何だろうか。避難生活中のストレスや栄養不良などによる衰弱死、エコノミークラス症候群の悪化、将来を悲観した自殺などが過去の認定例となっている。
別の角度から見れば、disaster-related deathはある種のeuphemism(婉曲)だ。死亡の経緯をひとくくりにできない事情がある一方で、あまり具体的に言いたくないのだろう。鉄道の「人身事故」も同じで、"human body accident"では伝わらず、injury or death in a train accident(列車事故における負傷または死亡)とすべきで、その多くがsuicide(自殺)なのである。
具体的に「災害関連死」とは何だろうか。避難生活中のストレスや栄養不良などによる衰弱死、エコノミークラス症候群の悪化、将来を悲観した自殺などが過去の認定例となっている。
別の角度から見れば、disaster-related deathはある種のeuphemism(婉曲)だ。死亡の経緯をひとくくりにできない事情がある一方で、あまり具体的に言いたくないのだろう。鉄道の「人身事故」も同じで、"human body accident"では伝わらず、injury or death in a train accident(列車事故における負傷または死亡)とすべきで、その多くがsuicide(自殺)なのである。
◆例文
"Disaster-related deaths" are euphemism for suicides and other mental health or physical problems leading to one’s demise, rather than immediate deaths caused by the disasters.「災害関連死」とは、自殺や精神的、身体的問題が死に至った場合の婉曲表現で、災害による直接的な死ではない。
◆関連語
・agony:苦悩・despair:絶望
・tormented:苦しめられた、苛まれた
・malnutrition:栄養不良、栄養失調
・economy-class syndrome:エコノミークラス症候群(deep-vein thrombosis〔深部静脈血栓症〕の通称)
・condolence money:弔慰金
・hotline:直通相談窓口、ホットライン