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外交・軍事

報復

retaliation

revengeとの違い

2024年8月、イランによるイスラエルへの「報復」の可能性が中東情勢の大きな懸念となった。7月にイスラム組織ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者がテヘランで暗殺されたことが原因だ。イスラエルは本件への関与について言及していない。イラン最高指導者のハメネイ師は報復を表明したが、実行されるかどうかについてはさまざまな軍事的、外交的な思惑がからんでいる。
「報復」にはいくつかの英単語があり、retaliationやrevengeがまず思い浮かぶ。ただし、その用法には注意が必要だ。revengeは報復の中でも「復讐、仕返し、仇討ち」などの個人的な恨みの感情が含まれる。これに対して、retaliationはより中立的なニュアンスを持ち、revengeよりも広い文脈で使うことができる。今回のような国家レベルの軍事的、外交的な文脈にはretaliationがふさわしいと言えるだろう。なお、動詞はretaliate(報復する)だ。
また、revengeとよく似た単語にavengeがある。avengeは「報復する、復讐する」という動詞である一方、revengeには名詞と動詞の用法がある。

◆例文

Iran’s possible retaliation against Israel over the assassination of Hamas chief Ismail Haniyeh drew major world powers into a high-wire act of diplomacy.
ハマスのイスマイル・ハニヤ最高指導者の暗殺をめぐって、イランのイスラエルに対する報復の可能性が、主要国を綱渡り外交へと引き込んだ。

◆関連語

・assassination:暗殺(assassin:暗殺者、刺客)
・high-wire:綱渡りの
・vendetta:(血で血を洗う)復讐、抗争(イタリア語由来)
・get revenge on:~に復讐する
・get even with:~に仕返しをする
・settle the score:仕返しをする
・pay back:仕返しをする、借りを返す

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