行き詰まり
standstill
「じっと立ったまま」
2024年5月、イスラエルとハマスの戦闘が続く中で、イスラエルはガザ地区南部の都市ラファへの攻勢を強めた。空爆や地上部隊による軍事作戦が続く一方で、停戦交渉の先行きは見えないままだ。
standstillは2つの成分から構成される。stand(立つ)+still(じっと動かない)であることから、standstillは「じっと立ったままで動かない状態、完全に止まった状態」を指す。ここから「行き詰まり、停滞、膠着状態」などの意味になる。文字通りの「完全な停止」の意味でも使うが、論争、議論、交渉の話題では「行き詰まり」として使う場合がほとんどだ。
standstillは、come to a standstill(停止する、〔交渉が〕行き詰まる、〔交通機関が〕まひする)というフレーズでもよく使われる。その一方で、at a standstill(停止した、行き詰まった)を補語として使うことも多い。(be / remain) at a standstillという形が頻出だ。
◆例文
Israeli forces pushed deeper into the city of Rafah in the Gaza Strip as internationally mediated cease-fire talks remain at a standstill.国際調停による停戦交渉が行き詰まるなかで、イスラエル軍はガザ地区の都市ラファにさらに攻勢をかけた。
◆関連語
・ground operation:地上作戦・airstrike:空爆
・offensive:攻撃、突撃
・defensive:守勢、防御
・come to a halt:止まる、中断する
・come to a dead end:手詰まりになる、袋小路に入る
・run aground:(船が)座礁する、(交渉などが)暗礁に乗り上げる