冤罪
wrongful conviction
「誤った」「有罪」
2024年10月、58年間にわたり死刑囚として勾留されてきた袴田巌さんの無罪判決が確定した。再審において検察側が上訴を放棄したためだ。この1966年のいわゆる「袴田事件」は、日本の刑事司法の歴史に大きな汚点を残す「冤罪事件」となった。
「冤罪」の英語表現にはwrongful convictionがある。直訳では「誤った有罪判決」だ。これは名詞表現だが、動詞として使いたい場合は、(be) wrongfully convicted(誤って有罪判決を受ける)とすればよい。注意が必要なのは、convictionが裁判で有罪判決に至った場合に使う単語であることだ。
なお、日本語の「冤罪」は有罪判決には至らないが「誤って嫌疑をかけられる」という意味で使われることもある。このようなケースでは、falsely accused やfalse accusationなどが使えるだろう。例えば、電車で痴漢の疑いをかけられた場合はこちらがふさわしいと言える。
「冤罪」の英語表現にはwrongful convictionがある。直訳では「誤った有罪判決」だ。これは名詞表現だが、動詞として使いたい場合は、(be) wrongfully convicted(誤って有罪判決を受ける)とすればよい。注意が必要なのは、convictionが裁判で有罪判決に至った場合に使う単語であることだ。
なお、日本語の「冤罪」は有罪判決には至らないが「誤って嫌疑をかけられる」という意味で使われることもある。このようなケースでは、falsely accused やfalse accusationなどが使えるだろう。例えば、電車で痴漢の疑いをかけられた場合はこちらがふさわしいと言える。
◆例文
Iwao Hakamata, a former death row inmate wrongfully convicted of a 1966 mass murder in Shizuoka Prefecture, was finally exonerated in October 2024.元死刑囚の袴田巌さんは、1966年に静岡県で発生した大量殺人事件で冤罪判決を受けたが、2024年10月についに身の潔白が証明された。
◆関連語
・retrial:再審・death row inmate:死刑囚
・capital punishment:死刑、極刑
・criminal justice:刑事司法
・innocent:無罪の、潔白な
・exonerate:疑いを晴らす、潔白を証明する
・do time:刑期を務める