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スイス公文学園高等部 | 留学プログラム・スクール紹介

グローバル教育特集

 

スイスでのかけがえのない体験と出会いが、たくましく生き抜く「人間力」を育む

ヨーロッパの中央に位置し、多言語・多文化国家スイスの大自然に囲まれた町レザン。スイス公文学園高等部は文部科学省認定の在外教育施設として1990年にこの地に開校した。感受性豊かな10代の時期に、親元を離れて仲間や先生と過ごす3年間で何が得られるのか、 「真の国際人」育成のため大切にしていることについて、渡邉博司先生に伺った。

緑豊かで治安も良く、周辺のインターナショナルスクールとの交流などにも参加しやすい。

――スイス公文学園設立の背景や創設者の思いを教えてください。
本校の設立プランが動き出した1980年代後半は、バブル経済で多くの日本企業が海外へ進出し、その中で国際会議でもメーンプレーヤーとして活躍できるような人材が強く求められる時代でした。そのような背景のもとで、日本人が国際社会で、さまざまな国の人たちと肩を並べて渡り合うには、語学ができるだけでは通用しないと痛感しました。国際社会では、どのような場面でも物怖じせずに意見を主張できるタフな精神力と人間的な魅力、時に協調性を持って物事を前に進める力が求められます。真の国際人を育てるためには、感受性豊かな高校時代に一度日本から外へ出て、さまざまな価値観に触れながら外から日本を見る視点が必 要だと感じたのです。

――スイスという地を選んだ理由や利点を教えてください。
永世中立国であるスイスは4つの公用語を持ち、独自の視点で世界を見ることができる場所です。治安も良く、生徒は伸び伸びと学園生活を送ることができます。地理的にもヨーロッパの中心に位置し、ヨーロッパ内の移動がしやすいため、周辺のインターナショナルスクールとの交流や国際音楽祭など、さまざまな活動に参加する上でも最適です。オランダのハーグで毎年開催される模擬国連への参加は、本校の生徒にとっては大きな挑戦であり、かけがえのない経験になっています。

――スイス公文学園が目指す教育方針とは何ですか?
本校が目指すのは「国際的な日本人」を育てることです。英語が話せればよいのではなく、世界に通用する人材を育てたいと考えています。そこで3つの大きな柱を掲げています。1つ目は、日本語と英語の両方を深める実践的な「バイリンガル教育」、2つ目は、世界で通用する「国際感覚の養成」、3つ目は「寮生活による人間的な成長」です。

――英語教育の特長について教えてください。
使える英語を身に付け議論できるようになることを目指しています。設立以来30年間、試行錯誤を重ねながら英語教育のノウハウを築いてきました。授業はすべてネイティブの先生による少人数制で、「Communicative English」や「TBL(Task Based Learning)」という手法を取り入れ、学んだ文法や語彙を実際に使いながら習得していきます。日本の英語教育改革もその方向へ進んでいますが、本校では30年前から実践し、成果を出してきました。最初はコンピューターや美術の授業を英語で行ない、慣れてきたらレベルを上げて、国際時事英語(Global Issues)に取り組むなど、段階を経て実践の場を増やしています。先生は皆、日本を理解し、訓練されたネイティブの方ばかりです。日本の高校生はシャイですが、先生が“Great!” “You’re a genius!”と褒めて気持ちを盛り上げ、一人一人の良いところを引き出して伸ばしていくと、最終的に生徒は「私はこう思う」と、自分の考えを発信できるようになるのです。

――インターナショナルスクールとの違いは何ですか?
本校では、日本史や国語は日本語で学ぶなど日英両方の言語を大事にしています。例えば、『源氏物語』を読む、文章を書くといった時は、高校生はまだまだ国語力を磨く必要があります。また概念的な哲学や文化を学ぶ際、英語だけで学習すると、深く理解できない場合が出てきます。高度な英語を習得する際には、必ず学習者の頭の中では、日本語が手助けをしているはずです。そのため本校では、母語の働きを大事にしながら、第二言語を勉強するバイリンガル教育を重視しています。

スイス公文学園高等部 前校長 渡邉博司氏

――生徒はどのような場面で大きく成長しますか?
寮生活を通して視野が広がり、ひと回りもふた回りも成長していきます。設立当初から生徒たちの姿を見てきましたが、正直、私の想像をはるかに超えています。自己中心性がまだ抜けない10代の若者たちが、共に生活する中で互いに刺激を受け、他人を思いやる大切さを学び、人間性を高めていきます。問題が起きた時は、寮のスローガンのRespect others(尊重し合おう)を軸に、自分たちで考えて解決します。3年間の寮生活を通して培った強さと優しさは、どんな場面でも役立つ、価値のあるもので、それは多様性を受け入れ、グローバルに物を考える国際感覚を磨くことにもつながります。

――開校時と現在とで、入学する生徒の目的意識は変わりましたか?
設立当初は、大志を持って入学する生徒がいました。30年前に、海外で高校時代を過ごすのですから、一歩先行く意識を持っていたのかもしれません。先輩たちの築いた伝統や実績がある今は、「将来、英語を使ってこんなことをしたい」「海外の大学で学びたい」など具体的な目標がある場合や、一つのステップとして入学してくる生徒が多いです。英語を使って世界に飛び出したいという気持ちがある方は、勇気を持って踏み出してほしいです。将来を切り拓く大きな一歩になります。

――進路指導はどのような取り組みをしていますか?
進路については「日本の大学へ進学」「海外の大学へ進学」「決めずに自分に合った大学へ進学」という3つのトラックを用意しています。授業内容は共通ですが、2年生からは、日本語と英語の両方で学ぶMBP(Main Bilingual Program)と、日本史や国語以外の教科はほぼ英語で行なうAEP(Advanced English Program)のどちらかのコースを選べます。必ずしも海外の大学を目指す生徒がAEPを選択するわけではありません。生徒120名に対し教員数は30名ですから、生徒一人一人の希望や目標を実現するために、手厚いサポートを行なっています。

―― 進学先や進路の傾向はありますか?
特にありません。国際系学部がある大学に進む生徒は多いですが、医歯薬系、経営経済系、語学系、芸術系など、千差万別です。ボランティアトリップへの参加をきっかけに自然保護に興味を持ち、生態学を学ぶためにアメリカの大学へ進む生徒もいますし、社会的な援助の活動に触れた生徒が、途上国の開発に興味を持って、進学後に国際NGOやJICAで働く卒業生もいます。英語や国際分野に捉われることなく、それぞれの個性を生かして、自分の興味のある分野で活躍しています。

――どのような生徒を育て、社会へ送り出したいですか?
本校での3年間は、かけがえのない経験と出会いの連続です。英語力はもちろん、体験を通じて得た問題解決力、チームで何かを成し遂げるコミュニケーション力を存分に発揮して、身の回りの人や組織に生かしてほしいと思います。国際性やグローバルという言葉の本質は「違う価値観を持っている人を認める」ことです。それを社会に出てからも実践し、「真の国際人」として活躍してほしいと願っています。

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スイス公文学園 広報室

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