ドミニカ共和国の首都で４月８日に発生したナイトクラブの屋根崩落事故による死者数が231人に上ったと、内務・警察相が４月14日に発表した。被害者の遺族たちは、ナイトクラブのオーナーに対して訴訟を起こし始めている。

ドミニカ海軍によると、今年のサントドミンゴの聖週間は例年とは異なるものとなる。複数のイベントや行事が中止され、ビーチパーティーも禁止された。

市当局もまた、公共の広場や公園で行われる伝統的なイースター行事を中止した。

４月８日に亡くなった被害者のひとり、ビルヒリオ・ラファエル・クルス氏の遺族は、クラブのオーナーに対して法的措置を開始したと、家族の弁護士が４月14日に地元メディアに語った。他の遺族も、訴訟を起こす意向を示している。

「ジェットセット・ナイトクラブ」は、カリブ地域に50のラジオ局を所有する大手放送業者、アントニオ・エスパイラット氏が所有している。

地元メディアやチケット販売サイトによれば、このクラブの収容人数は700人から1,000人とされているが、事故当時に何人がいたのかについては公式な確認はない。

当局は崩落の原因調査を開始しており、法医学的な報告書の完成には約３か月を要する見込みだ。

海鳥の保護に10年以上取り組んできた生物学者たちと専門家たちによると、イーロン・マスク氏のスペースXとアメリカ空軍によって提案された、遠く離れた太平洋の環状サンゴ島から極超音速貨物ロケットを実験するプロジェクトは、野生生物保護区に巣を作っている多くの海鳥に害を与える可能性があるという。

スペースXの活動が保護下にある鳥に影響を与えるのは、これが初めてのことではない。昨年、テキサス州ボカチカでのスペースXのロケット「スターシップ」の打ち上げは、チドリなど水辺に住む鳥たちの巣と卵を破壊した突風に関わり、億万長者のマスク氏の会社（スペースXのこと）は法律上の問題に陥り、そして、そのことはマスク氏が埋め合わせのために１週間オムレツを食べるのをやめるつもりだと冗談交じりに発言することにつながった。

空軍は３月に、ハワイ州の南西約1,300キロに位置する太平洋中部のアメリカの領土ジョンストン環礁を、空軍がスペースXと開発している貨物ロケット「ヴァンガード」プログラムの実験場所として選定したと発表した。

このプロジェクトは、地球上のどこへでも約90分以内に最大100トンの貨物を運ぶために設計された輸送機ロケットの再突入実験に関係する。それは、遠く離れた場所へ物資を迅速に動かしやすくすることで、軍事輸送にとって飛躍的な前進になるだろう。

この2.6平方キロメートルの環状サンゴ島―アメリカの国立野生生物保護区と太平洋離島海洋ナショナル・モニュメントの一部に指定されている―に取り組んできた生物学者たちと専門家たちによると、このプロジェクトはこの島の14種の熱帯性の鳥たちが耐えられないほどの規模になる可能性があるという。

年間を通じて約100万羽の海鳥が、さまざまな野生生物が生息するこの環状サンゴ島を使っており、その数は1980年代のわずか数千羽から増えた。鳥の種には、アカオネッタイチョウ、アカアシカツオドリ、翼の幅が2.5メートルあるオオグンカンドリなどが含まれる。

この島で起こるいかなる種類の航空機の運用でも、現時点では影響があるだろう」とハワイを拠点とする生物学者で、アメリカ魚類野生動物庁の一部である国立野生生物保護区管理局で働くスティーヴン・ミナミシン氏は述べた。

神経科学者らは、視覚に関わるマウスの大脳皮質の一部から取られた組織を使って、哺乳類の脳に関する今までで最大の配線図と機能地図を作成した。ヒトの脳がどのように機能しているかに理解を与えうる研究成果だ。

神経科学者たちは、砂１粒ほどの大きさの組織の試料の中にある大脳の構造を解明した。この中には、約８万4,000個の神経細胞を含む20万個以上の細胞と、シナプスと呼ばれる結合部でこれらのニューロンの間に約５億2,400万以上の連結があった。

「何億ものシナプスと、何十万もの細胞は、形や大きさにこれほどの多様性があり、多大なる複雑性を含んでいる。これらの複雑性を見るに、少なくとも私たちは、私たち自身の思考のとてつもない複雑性について、畏敬の念を覚える」と、シアトルにあるアレン脳科学研究所の神経科学者で、この研究を率いた科学者たちの１人であるフォレスト・コールマン氏は述べた。この研究論文は、４月９日に『ネイチャー』誌に掲載された。

大規模な新しい研究で、自閉症を含め、子どもの脳と神経系の障害を引き起こすリスクの増大に妊娠中の糖尿病が関連していることを示す証拠がさらに加わったと、研究者たちは述べている。そうした障害を自閉症が実際に引き起こすのかどうかはまだはっきりしていない。しかし、5,600万組以上の母子を対象とした既存の202件の研究から集められたデータの分析によれば、母親が妊娠中に糖尿病を患っていると、子どもが神経発達障害と診断される可能性が28％増加するという。

妊娠中に糖尿病にかかっていなかった母親の子どもに比べて、妊娠中に糖尿病を患っていた母親を持つ子どもが自閉症と診断されるリスクは25％高くなり、注意欠如・多動症（ADHD）では30％、知的障害では32％高かった。

妊娠前に診断された糖尿病では、こうした神経発達障害の１つ以上について、妊娠中に始まり、その後治癒することの多い妊娠中の糖尿病と比較して39％リスクが高くなると思われると、『ランセット糖尿病と内分泌学』誌で研究者たちは報告した。

トルコは、建立から1,486年を迎えるアヤソフィアにおいて、これまでで最大規模の修復工事の１つとなるドームの補強・修復作業を開始する予定だと、専門家らが4月14日に明らかにした。

アヤソフィアは、1453年にオスマン帝国のメフメト２世がコンスタンティノープルを征服するまでの900年間、世界最大の大聖堂だった。その後、イスラム教で最も崇高なモスクの１つとして約500年間使用された。

イスタンブールにあるこの建物は、トルコの世俗主義共和国により70年以上前に博物館へと転用されたが、2020年にレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領によって再びモスクへと戻された。

文化財保全・修復の専門家であるアフメト・ギュレチ氏によると、修復作業中はまずドーム全体を保護のために覆う予定だという。現在の鉛製の覆いはその後取り外され、修復と補強の作業が本格的に進められる。

補強プロジェクトでは、大規模な地震を想定したシミュレーションで特定される構造的に脆弱な箇所に重点が置かれる予定であり、地震多発地帯であるトルコにとって重要な対策となる。

専門家たちは、天候の影響や予期せぬ追加作業が生じる可能性を考慮し、ドーム修復の完了時期については明言を避けている。

ユニセフは４月11日、今年最初の２か月間にコンゴ民主共和国で発生した強姦やその他の性的暴力の約１万件の被害のうち、幼児を含む子どもが３分の１以上を占めていると発表した。

M23反政府武装勢力は今年初め、急速な攻勢によってコンゴ東部の一部を掌握。これにより数千人が死亡し、子どもも含まれていた。また、数十万人が家を追われた。

ユニセフの報道官ジェームズ・エルダー氏は、ジュネーブで行われた記者会見で「こうした強姦やその他の性的暴力は「戦争の武器」として使われており、平均して30分に１件発生している」と述べ、被害者には幼児も含まれていると強調した。

「これは単発的な事件ではありません。体系的な危機です」とエルダー氏は述べ、現地で性暴力に取り組む団体によって収集されたデータベースによれば、被害者の35％から45％が18歳未満であると指摘した。「これは戦争の武器であり、恐怖を植え付けるための意図的な戦術です」

東部コンゴのゴマからビデオ通話で会見に参加したエルダー氏は、資金不足が性暴力の被害者への支援に深刻な影響を与えているとも述べた。

スパイ活動の歴史で重要な役割を果たした110年前の干からびたレモンは、イギリス国内の諜報機関、情報局保安部（MI5）のファイルから引き出されたロンドンの展示で目玉となる見どころの１つだ。

小型スパイカメラ、ベビーパウダーの缶の中に入ったマイクロドット（情報流出を防ぐため極小化した画像）、逃走するソビエト連邦のスパイ、ガイ・バージェスが捨てたブリーフケースもまた、前よりも―ゆっくりと―開かれてきている極秘機関の歴史を描くイギリス国立公文書館で展示されているものの一部だ。

MI5のケン・マッカラム長官は４月１日のプレビューで、この組織の仕事は「架空のものとは違うことが多い。その架空のものがジョージ・スマイリーであれ、ジャクソン・ラムであれ」―彼らはジョン・ル・カレの小説の優秀なスパイマスターと、Apple TV+によって『Slow Horses』（邦題：窓際のスパイ）シリーズに映像化されたミック・ヘロンの小説『Slough House』（「泥沼の家」の意）に出てくるだらしないMI5の落ちこぼれだ。

だが、この展示で語られている多くの物語は、スリラー物に出てきても不自然ではないだろう。

今は黒くなって干からびているこのレモンは、イギリスで第１次世界大戦中にドイツのスパイのカール・ミュラーの有罪を証明するのに役立った。それは、彼の鏡台の引き出しの中で、オーバーコートのポケットに入っていたレモンと一緒に、警察によって発見された。彼の極秘裁判での証拠は、その果汁がイギリス軍の動きを詳細に記す目に見えないインクの手紙を書くのに使われていたことを明らかにした。

ミュラーは1915年にロンドン塔で銃殺刑にされた。

『Slow Horses』に出てきても不自然ではない締めくくりとして、MI5はミュラーがまだ生きているように装い、彼のドイツの連絡係にさらに資金を求める手紙を書いた。

「ドイツは期待通りにもっと多くの資金を送り、MI5はその資金を使って車を購入した」と展示の学芸員のマーク・ダントンさんは語った。「そして、彼らはこの車を『ザ・ミュラー』と名付けた」。

「彼らはその後、非承認の出費について財務省から叱責された」と彼は付け加えた。

この展示には、国立公文書館によって機密解除された記録や、MI5のロンドン本部テムズハウス内にある秘密の博物館から貸し出された品々などがある。

この展示は、当初は職員が２人の秘密業務局として1909年に設立された機関（MI5のこと）の変化してきた役割を示している。

第２次世界大戦での成功の記録があり、このとき、同機関は、捕らえられたナチスのスパイを使ってドイツに偽情報を送り返させ、迫っていた1944年の連合軍の侵攻の場所についてアドルフ・ヒトラーを欺いた。

失敗には、上流階級の「ケンブリッジ・スパイ」たちの長年の裏切りが含まれる。彼らは、イギリスの諜報機関の中心部からソビエト連邦に機密情報を漏らした。展示にある最近機密解除されたMI5の文書には、ケンブリッジ・スパイのキム・フィルビーによる1963年の告白がある。フィルビーは、スパイであることが露見してモスクワに逃げるまで、何年も裏切りを否認してきた。

この展示は、態度の変化、特に女性に対する態度の変化も明らかにされている。この展示には、女性が優れた諜報員になりうるかどうかを議論したスパイマスターのマックスウェル・ナイトによる1945年の報告書が含まれる。

「女性は男性よりも口が堅くないということが頻繁に主張されている」と彼は指摘したが、そうではないと断言し、「何百件もの『軽率な発言』」において違反者のほとんどは男性だったと述べた。

過去の失敗を認めるものもある。この展示は、MI5が1930年代にファシズムの脅威を認識するのが遅かったことと、その後はイギリスの小さな共産党を諜報するのにあまりにも多くの時間を費やしてきたことを指摘している。MI5は共産党の事務所に押し入る必要はなかった―MI5は鍵を持っていて、その鍵は展示されている。

過去数十年間の品物はわずかしかなく、MI5の焦点が防諜からテロ対策へ移ってきた様子を示している。展示には、1991年に、ジョン・メージャー首相が閣僚会議を開いている間に、アイルランド共和軍がダウニング街10番地（イギリス首相官邸）に発砲した迫撃砲が含まれている。

MI5は、1997年になってようやくイギリスの公文書館に記録の公開を始め、一般的には事件から50年後に公開される。今でも、何を公開し、何を保管するかをMI5が管理している。

「何もかも展示にあると思うのは間違いです」と作家のベン・マッキンタイアー氏は述べた。諜報機関の歴史に関する彼の著作物には『Operation Mincemeat』（邦題：ナチを欺いた死体：英国の奇策・ミンスミート作戦の真実）や『Agent Zigzag』（邦題：ナチが愛した二重スパイ 英国諜報員「ジグザグ」の戦争）などがある。しかし、それでもこの展示は「国家機密における真の大転換」を示していると彼は語った。

「一世代前は、こういうものは完全に秘密でした」と彼は言った。「私たちはMI5が存在していることを知ることすら許されていませんでした」。

大事にされているカメのマートルは、３月に死者が出た竜巻の発生中に行方不明になった後、数週間後にミシシッピ州で家族と再会した。

「彼は大変な目に遭いました」とマートルの感謝に満ちた飼い主のティファニー・エマニュエルさんは語った。「彼を助け、彼を世話し、彼が必要とする助けを彼が必ず得られるようにするためにそこに行く途中のその一歩一歩を、彼は私が知っているのと同じくらい知っているのが私には分かります」。

エマニュエル一家は、３月15日に竜巻に見舞われた際、田舎のココモ地域にある家から避難した。彼らは戻ってくると、裏庭にある彼らのカメの家の上に、２本の松の木が倒れているのを発見した。マートルは姿が見えなくなっていた。

数週間後、近所の人がけがをしたカメを発見した。彼は４月４日に医学的治療を受けるため、セントラル・ミシシッピ・タートル・レスキューへ連れて行かれた。

「このカメを見つけた女性が私に電話をくれて、彼女は飼い主に偶然会ったと言っていました」と、この組織（セントラル・ミシシッピ・タートル・レスキューのこと）の創設者で共同ディレクターのクリスティ・ミルボルンさんは述べた。「彼女は、『彼らからあなたに電話があると思う』と言っていました」。

エマニュエルさんは今、マートルが健康を取り戻すように看護をしている。「とても多くの悲しみと嘆きと喪失感がある中でちょっとした幸福のようなことがあるのは良いものです」と彼女は言った。

石破茂首相は４月９日、地方の特定の自治体の支援に深く従事する地方創生支援官に中央省庁の職員180人を任命した。

石破首相の看板政策「地方創生2.0」の中心となるプロジェクトで、地方創生支援官は、北海道美瑛町、石川県輪島市、長野県岡谷市を含む60の市町村の支援に３人１組で取り組む。

地方創生支援官は、彼らが支援する自治体の職員と定期的にオンライン会議を開き、地域が直面する問題を解決するための助言やその他の支援を提供するための訪問を実施する。また、地方創生支援官は利用可能な支援制度を紹介し、成功事例を共有する。

石破首相は首相公邸での式典で、この職に任命された人々に対し、「徹底的で、綿密で、親切な支援」を提供するように指示した。

「皆さんには、支援する自治体を好きになってもらいたい。皆さんには、どうすれば良い事例を普遍的なものに発展させることができるか、地元の人々と一緒に考えてもらいたい」。

地方創生支援官は、中央省庁での職務を併任しながら、１年間、地方自治体を支援する。

大阪大学で立ち上げられた新興企業は４月８日、人工多能性幹細胞（iPS細胞）を使って開発された心筋細胞シートを商業的に販売するため、政府の承認を申請したと発表した。これは、iPS細胞から作られた再生医療製品の承認を世界で初めて求めた申請となる。

大阪大学の澤芳樹博士がその研究を取りしきるヘルスケア企業「クオリプス」は、同社の心筋細胞シートの製造と販売の承認を求める申請を厚生労働省に提出した。この治療では、薄いシート―厚さ約0.1ミリ―を心臓に移植する。このシートは、ドナー由来のiPS細胞から生成された心筋細胞でできており、同種異系細胞を基礎とした医薬品として機能するように設計されている。

政府は現在、この治療の安全性と効果を評価するため、提出された臨床データを検証している。検証プロセスは、１年ほどかかると予想される。

香港で最後に残された主要な野党が、国家安全維持法による中国の圧力の中で、解散に向けた重要な一歩を４月13日に踏み出した。特別会合で解散のための手続きが承認された。

民主党の幹部５人は以前、ロイターに対し、過去数か月の間に中国当局や仲介者から「解散しなければ深刻な結果を招く」と警告されていたと語っており、その中には逮捕の可能性も含まれていた。

この政党は1997年に英国から中国へ香港が返還される３年前に設立され、以来、アジアの金融ハブである香港における野党の象徴的存在となってきた。北京に対して民主的改革を求め、自由を守るために民主派勢力を結集して活動してきた。

委員長のロー・キンヘイ氏は記者団に対し、４月13日の会合で投票した110人のうち90％が、法務や会計の処理を含む解散手続きを進める３人の委員会の設置に賛成したと述べた。

「香港の政治団体には、これからも市民のために働いてほしい」と、ロー氏は党本部で語った。「私たちは常に香港市民に仕え、社会にとって良いことをしたいと願ってきたのです」

カナダの人々は、普段は非常に愛国心が強い人たちではない。少なくとも、私たちの南の隣国（アメリカのこと）に比べれば。

私たちはオリンピックのアイスホッケーの試合で興奮し、メイプルシロップやプーティン（フライドポテトにチーズとグレービーをかけて食べるカナダのファストフード）のようなものには不思議なことに誇りを持っているが、概して私たちは、プライドや自信を表現するよりも自分たちを茶化すことのほうが多い。

そんなふうに、カナダの人々は、自分たちのことをアメリカの人々に比べてかなり違っていると考えたがる。

大人になるまで、アメリカを訪れたときはいつも、私の家族は道端でアメリカの国旗を数えるゲームをしたものだった。私たちはいつも、国旗を正面に掲げている家の多さに驚いた。

最終的に私たちは数が分からなくなるだけだった。

ある意味では、自分の国にそれほど誇りがある人々を見るのは素晴らしいことだ。

私は運が良くて、バンクーバーで2010年冬季オリンピックを観戦できた。私にとって、そのときの印象的なイメージの１つは、興奮したみんながカナダの国旗を振って、カナダの選手を応援している様子だった。それは、不思議なことに、とてもアメリカ的な感じがする表現だった。そして、正直に言えば、それは少なくとも数週間であれば、良い類のものだった。

最近、愛国主義がカナダで高まっている。それは全て、１人の男のせいだ：ドナルド・トランプ氏である。

アメリカはいつも、カナダの兄のような存在だ。

私たちは時にはいがみ合うこともあり、からかい合うのが好きだが、私たちは結局のところ、共通してイギリスに親を持ち、お互いを支え合ってきた。2000年代後半までは、カナダの人々はアメリカに陸路で入るのにパスポートを必要とさえしなかった―訪れてくる家族のようなものだった。

トランプ氏がホワイトハウスに戻って以来、両国の関係は意外な方向転換をした。

アメリカの大統領はまず、カナダはアメリカの51番目の州としてだったら素晴らしいと言うことで、カナダの人々の神経を逆なでした。両国は文化的に似ているかもしれないが、アメリカに加わる可能性はカナダの人々の間で極めて人気が低い―カナダの世論調査機関アンガス・リード研究所の最近の世論調査によると、この考えを支持しているのはわずか10％だという。

そしてトランプ氏は、カナダからの多くの品物に関税をかけた。アメリカの大統領の関税政策は、混乱を生じさせ、ビジネスに不確実性が増した。

多くのカナダの人々の目から見ると、トランプ氏は両国間の長きに渡るうまくいっていた関係に深刻なダメージを与えてきた。

そして、カナダの人々はそれが起こるのを傍観するつもりはない。何百万人もの人々が、アメリカ行きの旅行計画を中止し、食料品店でアメリカ産の製品を敬遠し、カナダの国旗を買って振っている。

つまり、トランプ氏はカナダの人々をかなり愛国的にした。

両国の関係がこれからどの方向へ行くのか私には分からないが、私は一つ分かっている：両国が関税ではなく、アイスホッケーのようなことでまた争い合えるようになることを私は望んでいる。

自宅で一人で亡くなった65歳以上の人の数は、2024年に5万8,044人に達したと、警察庁は発表した。

警察庁が年単位の集計を発表したのは今回が初めてだ。このデータは、社会から孤立していく人々をどうやって支援するかという問題に取り組むため、政府によって活用される。

４月11日に公開された統計によると、自殺を含め、2024年に警察が全国で対処した20万4,184人の死亡のうち、一人暮らしで自宅で死亡しているのが発見された人の数は、７万6,020人で、そのうちの約76％は65歳以上だった。

年齢別では、１万4,658件の孤独死は85歳以上の人の間で発生し、次いで、１万2,567件は75～79歳、１万1,600件は70～74歳の人の間で発生した。

他方、20代の780人、30代の1,013人、15～19歳の62人が自宅で一人で亡くなっているのが発見された。

そのうちの40％近くは、死亡推定時の当日または翌日に発見され、約70％は１週間以内に発見された。しかし、亡くなった人が１ヵ月以上発見されないケースが約10％の6,945件あった。

よし、これを書いているのはなぜかというと、もし忘れても（そしておそらく忘れる）これを読めば何を捨てたか、なぜ捨てたかを思い出せるから。そうすれば、自分がすでに捨てたものを永遠と探し続けることにならずに済むし。

ていうかそれって、この断捨離をする前からやってたことだよね。着たいものを何時間も探すはめになって。というのも、あらゆる服が、まぁ、服の奥深くに埋まってたから。

わあ、本当にたくさんの服を捨てたなぁ。本気で好きだった服を大量に捨てちゃった自分を殺したくなるようなことにならないよう祈っている。

というのも、私が捨てたものは全部、状態はいい物だった。ボロボロだったとかではないし、サイズ的にもピッタリだったし、流行にほぼ左右されないものばかりだった。10年後でも余裕で着れただろうし、流行遅れには見えなかっただろう。それに、全部素敵な服だった。

はぁ・・・感情的にならないようにしようとしてるけど、すでに悲しさを感じている。

それに、罪悪感もちょっと。

でも、後悔はしてないけどね。私が持っていた服の量は半端なかったことは否定できないし。その多くが一年中、そこらに散らばっているだけか、いすや机やソファーの上に山積みになっていた。なぜならそれらは洋服ダンスに収まらなかったから。

まあ、正確には２つのタンスにね。そのタンスもすでに服で溢れていたし。その服も、その中に単に押し込んだだけの状態で。しかも、ほとんどが新品同様だった。なぜなら、何年も日の目を見なかったから。ひえー。

だから、そう、私はずっと、どこかの時点で容赦なくそれらを全部断捨離する必要があるだろうということは分かっていた。

確かに、自分の一部を失ったような感じがする。感情的な価値がたくさんあったんだなと思う。だけど、後悔していない。絶対的に正しいことだったと確信している。手放した物がなくてさみしく思うかって？　どうだろう、分からない。少しは？　いや、ないな。後悔もしないだろうし、それらを覚えてもいないかな。

注：この断捨離は空間を作るためだけのものだった。よく聞く、断捨離の神話とは全く関係がない。過剰な所有物を手放すことが過去の清算に役立つとか、混沌とした部屋を片付けることは思考を静かにするのに役立つとか、断捨離は人生を徹底的に変えるとか何とか、そういうやつ。

同じく、風水とも何も関係ない。「健康への影響を最小限にしたり、またはポジティブなエネルギーを強化する」ってか。はいはい。そういうのを一度も信じたことがない。私に言わせればインチキだね。

ということで、予選落ちしたアイテムは次の通り：スタイリッシュなスーツ・セパレート、ワンピース、ツイードのセットアップ、黒・白・ベージュのようなニュートラルな色のアイテム、スリム／スキニーフィットのパンツ、レギンス、フレアスカートとAラインのスカート、チュールとシフォンのアイテム、ロンパースとジャンプスーツ、ウールのニットセーター、ファーのコート、ダウンコート、レザージャケット、ピーコート、ポンチョ。

さらばだ！　皆、安らかに眠れ。

石川県能登半島で被災して避難している人の７割以上が将来の住まいについて不安を感じていることが、時事通信の調査で分かった。

この調査は、2024年１月１日に発生した大地震と昨年９月の大雨による災害の後に設置されて今も残っている全避難所が４月13日に閉鎖されるのを前に、３月下旬以降実施された。能登半島の６市町に９ヵ所ある仮設住宅で暮らしている合計120人がインタビューを受けた。

調査を受けた人のうち、77％に当たる92人は、将来の住まいについて心配していると答え、20％に当たる24人は心配していないと答えた。３％に当たる４人は、どちらでもないと答えた。

住宅について心配しているのはなぜかを尋ねられると、52人は資金または建設費を挙げ、36人は年齢と健康上の問題を挙げた。

穴水町の66歳の男性は、彼の今の家が取り壊される場所に小さな新しい家を建てたいと述べたが、「平均寿命まであと10年から15年ほどしかないので、私が融資を受けるのは難しい」と付け加えた。

七尾市の60代の女性の家は再建中で、高騰する建設費について不満を言った。「将来、（介護）施設に入らなければならないとしても、もう貯金がないだろう」と彼女は話した。

他方、17人は、人口流出など地元の地域に関する懸念があると述べた。

住宅の再建が難しいため、37％に当たる44人は、被災者向けに低賃料で地方自治体から提供されている公共住宅に引っ越すことを検討していると述べた。

輪島市の83歳の女性は当初、自分の家を再建する予定だったが、昨年体調を崩し、公共住宅に引っ越すことに決めた。

来月から、県では住宅に関連した問題について助言を提供するため、６人の相談員を配置する。

2025年の万国博覧会が大阪の人工島夢洲で今月開幕した。万国博覧会は長い間、新技術を公開する場になってきた。国際博覧会でデビューした発明をいくつか紹介しよう。

ロンドンのハイド・パークで1851年に開かれた最初の万博で、人々は初の公共水洗トイレを１ペニーの価格で試すことができた。今でも、英国人はトイレに行くことを意味するのに「spend a penny」（文字通りには「１ペニーを使う」という意味）という表現を用いる。

1876年にフィラデルフィアで開かれた万博で、アレクサンダー・グラハム・ベルは電話を紹介した。

エッフェル塔は、1889年のパリ万博で紹介されるはずだった。しかし、ほぼ完成されたところで、エレベーターがまだ完成していなかった。問題ない。人々は最上階まで1,710段の階段を上りたがった。

１つの発明は、偶然の幸運から生まれた。1904年のセントルイス万博で、あるアイスクリーム業者は紙カップを切らしてしまった。彼の隣にいたワッフル業者はアイスクリームをのせるためのコーン型のワッフルを作っていて、１つのデザートが誕生した。これが本当に起こったのかを疑う歴史家もいるが、それでもそれはいい話だ。

1970年に開かれた過去の大阪万博では、富士グループパビリオンが初のIMAXフィルム映画で、世界中のロケ地で撮影された17分間のドキュメンタリー『虎の仔』のプレミア上映を行なった。今では、IMAX映画は世界中の映画館に観客を呼び込んでいる。

2025年の万博は、これらの足跡に続き、人工多能性幹細胞（iPS細胞）から作られた小型人工心臓、空飛ぶ車、人工知能で駆動する「人間洗濯機」などを含む技術革新が見られる。これらは日常的な光景になるだろうか？　それは未来が来なければ分からない。

謎に包まれた月の裏側から持ち帰られた土と岩石は、地球に常に向いている面よりも月の裏側のほうが乾燥している可能性があることを示唆していると、中国の科学者たちが４月９日に報告した。しかし、科学者たちは、より明確な理解を得るためにはもっと多くの試料が必要とされると警告した。月のマントル内の水の存在量をさらに理解することは、月がどのように進化してきたのかを説明することに役立ちうると、科学者たちは指摘した。

中国は昨年、月の裏側に着陸した初めての国になった。無人探査機「嫦娥６号」は、古く広大な南極エイトケン盆地から火山性の岩石と塵をすくい上げた。

中国科学院の胡森氏は、彼と研究チームは土の試料５グラムを受け取り、電子顕微鏡を使った詳細な分析のために578粒の粒子を選定したと述べた。研究チームは、水の存在量は１グラム当たり1.5マイクログラムで、月の表側から過去数十年間に渡って集められてきた試料に見られるものでは乾燥している方の値だったと推定した。月の表側からの試料の測定値は、１グラム当たり１マイクログラムから200マイクログラムの範囲だった。

サハラ砂漠は、地球で最も乾燥していて荒涼とした場所の１つであり、11ヵ国の一部にまたがる北アフリカの一帯に広がっている。しかし、サハラ砂漠は常にこれほど住みにくかったわけではなかった。

約5,000年から約１万4,500年前までの間、サハラ砂漠は水域の豊富な青々と生い茂る大草原で、生命体で満ちあふれていた。そして、現在のリビアに当たる場所に約7,000年前に住んでいた２人の人間の遺骨から採取されたDNAによると、そこは外部の世界から隔離された謎の人類系統の住処だったようだ。

研究者たちは、「グリーンサハラ」と呼ばれる地域に住んでいた人々から採取された最初のゲノムを分析した。リビア南西部の辺地にあるタカルコリと呼ばれる岩窟住居の遺跡に埋まっていた２人の女性の骨からDNAを採取した。そのゲノムは、このタカルコリの人々が、これまで特定されていなかった別の人類系統の一部で、この人類系統はサハラ砂漠以南とユーラシア地域の人類とは離れて数千年間暮らしていたことを明らかにした。

この研究は４月２日に『ネイチャー』誌に掲載された。

安藤未希さんは、メディアリテラシーと情報リテラシーに特化した教育会社インフォハントの創設者でCEOだ。安藤さんがインフォハントを立ち上げたのは、メディアリテラシーという概念が多様性や包摂性と密接に結びついて語られていた時期の2022年だった。３年後、メディアリテラシーは重要なスキルとなり、現代生活の極めて重要な側面になっている。「カナダに住んで働いている間に、メディアリテラシーと情報リテラシーの価値を知りました」と安藤さんは述べる。「新聞記事について同僚と話していると、彼は私にどの新聞にそれが載っていたのかを聞きました。日本ではそんなことを聞く人はほとんど誰もいないので、驚きました。カナダの人たちは情報源を相互参照することに慣れていて、若いうちからそうしていることに気付きました。その会話はとても印象に残っています」。安藤さんは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生したときに、誤情報をふるい分ける手段としてファクトチェックに関わるようになったことも振り返った。ファクトチェックがメディアリテラシーの一部であることに気付き、安藤さんは日本に戻った後にこの仕事を拡大し続けようと決めた。

安藤さんは、先の見えない時代においてこそ、誤情報を取り除き、世界で起こっていることについて事実を正しく理解することがこれまで以上に重要になると述べる。「メタ（フェイスブックの親会社）がファクトチェックプログラムを廃止すると発表したとき、私は衝撃を受けました。第２次トランプ政権下で、信頼できる情報源から正確な情報を入手することが全ての人々にとって非常に重要だと感じます」。

アメリカで起こっていることは意外に早く日本にも影響すると安藤さんは付け加える。「情報を評価するスキルは、インターネット上でも現実の世界でも、早いうちに身につけるべきです。日本では、18歳で投票することができます―通常、高校の最終学年です。もし18歳までに、正しい情報と誤った情報を見分ける力を養うことができていれば、日本社会や世界のことについて、より深く理解できるようになるはずです」。

安藤さんの仕事には、高度な英語力だけでなく、専門知識も必要とされる。安藤さんは笑って、「学校では英語が本当に嫌いでした。文法のルールや文章構造を覚える忍耐力がなくて」と話す。安藤さんが大手の電化製品店で家電製品を販売する仕事に就いた大学在学中に、それは変わった。「私は売上トップクラスの販売員だったんですが、気づいたら私のお客さんはほとんど日本人ばかりでした。フィリピン系のハーフだった女の子は、外国人のお客様にも販売できて、私より成績が良かったんです。彼女に追いつきたくて、英会話教室に通い始めました」。

安藤さんは、英語でコミュニケーションを取る喜びを発見し、そのことは安藤さんが１ヵ月間、イギリスに行くことにつながった。そして大学４年生のときに、彼女は５週間ほどトロントへ行き、その国が大好きになった。「トロントでは人口の約半分を移民が占めています。なので、トロントはよそ者に対してとても寛容です。私はすぐにホームにいる感覚になりました」。その後、安藤さんはカナダで暮らし、働くという夢を実現し、今もなおカナダに深い愛着を持ち続けている。

「今でも、自分の英語力はまだまだだと感じています。でも、メディアリテラシー分野の世界的なリーダーたちと協働し、日本でその教育を広めていくためには、英語を使いこなせるようにしておく必要があります。オンラインの英会話レッスンを受けたり、仕事のリサーチを英語で行なったり、海外で開催される英語のウェビナーにも参加しています。真剣に取り組めば、語学力は決してあなたを裏切りません」。

大阪・関西万国博覧会が４月13日、主催者が今後６ヵ月間で2,820万人の夢洲への来場者となることを期待する最初の人々に門を開いた。

石破茂首相が「分断された」と呼ぶ世界を万博が一つにできる期待を表明した翌日、一般来場者たちは、団結を象徴するためにデザインされた巨大な大屋根リングと、参加している国と地域、組織の約160の展示館を初めて観覧した。

大阪の吉村洋文知事や、万博を主催する博覧会国際事務局のディミトリ・S・ケルケンツェス事務局長などを含む一団と共に、ゲートから入ってきた最初の来場者たちをマーチングバンドが歓迎した。

そして、この万博の独特なマスコット、ミャクミャクもそこにいて、来場者の流れを迎え入れるのを手伝い、この目がいくつもあるキャラクターに似た被り物を被った人たちもいた。

初日の雨天により、予定されていた自衛隊のブルーインパルスの乗組員による飛行は中止されたが、そのことは万博を早くから訪れていた人たちの気分をそぐことにはならなかった。

大阪出身で、現在は埼玉県に住んでいるイワサワマリさんは、万博が午前９時に開場したときにゲートを通じて最初に入ってきた客の１人だった。

彼女にとって、万博は昔を懐かしむ旅行のようなものだった。イワサワさんは1970年の万博に子どもの頃に何度も訪れた。

「今年も展示館を全て見たいです」とイワサワさんは語った。

岩屋毅外務大臣は、４月28日からニューヨークで開かれる2026年の核拡散防止条約再検討会議の第３回準備委員会に出席すると、政府の情報筋が４月11日に明らかにした。

岩屋外務大臣は、そのような会議に出席する2018年４月以降初めての日本の外務大臣になる。この情報筋によると、岩屋外務大臣の出席は、核拡散防止条約体制に対する日本の献身を示すことを目的としているという。

岩屋外務大臣は、核兵器の軍縮と廃絶を達成する日本政府の決意を繰り返し述べるため、この会議で演説すると予想されている。

日本政府は先月、ニューヨークで開かれた核兵器禁止条約締約国第３回会議に、2024年ノーベル平和賞を受賞した「日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協」から参加するように求められたが、参加しなかった。その当時、岩屋外務大臣は、核拡散防止条約の下で核兵器の国際的な軍縮を推進することが望ましいと述べた。

「核兵器の国際的な軍縮と非拡散の礎である核拡散防止条約体制を維持し、強化することがこれまで以上に重要になっている」と、岩屋外務大臣は４月11日に記者会見で語った。

セコイアの木は、ヨーロッパの入植者たちが最初の１本を発見した少なくとも1850年代から、カリフォルニアの自然の遺産の象徴となってきた。セコイア国立公園とキングスキャニオン国立公園では、これらの巨大な木々を近くで見ることができ、巨大なモロ・ロックに登り、クリスタル・ケイヴを探検できる。

セコイアとキングスキャニオンは別々の公園だが、互いに隣接しているため、一緒に管理されている。両公園はどちらも、カリフォルニア州とネバダ州の間に約640キロ続いている山脈、シエラネバダの一部だ。

セコイアの木「シャーマン将軍の木」を訪れよう。体積で地上最大の木だ。最大2,700年ここにいるとてつもなく大きい生命体である。どんな言葉も数字も、その偉大さを十分に伝えることはできないが、南北戦争中の北軍の指導者にちなんで名付けられた「シャーマン将軍の木」は、記録では驚きの高さ84メートル、根本の幅11メートルだ。

「シャーマン将軍の木」に登ることはできないが、高さ75メートルのモロ・ロックには、コンクリートと石の階段を通って登ることができる。安全のために手すりがあるが、この岩は海抜２キロ以上のところにあるので、ゆっくり行ったほうがいい。足元をよく見よう―階段の両サイドに凄まじい断崖がある。モロ・ロックのてっぺんから、シエラネバダの山脈が見える。

最後に、大理石の洞窟クリスタル・ケイヴに降りていこう。この洞窟のいくつかの部屋は、２万年以上前のものだ。どのようにこの洞窟が何百万年もかけて形成されたかを、動く水の音があなたに気付かせる中で、どんな質問にもツアーガイドが喜んで答えてくれる。

アマゾンで初めて開かれる国連気候変動会議が近づき、ブラジルの首都では４月８日、先住民数千人が行進し、世界の気候危機の解決策の一部として、伝統的な土地に対する彼らの権利を認め、拡大することを政府に求めた。

今回の抗議デモは、今回で21回となる年１度の自由の土地キャンプ（先住民の土地と権利の保護を求めるデモ）の山場だ。彼らは「土地の権利＝気候変動に対する行動」といったメッセージを掲げ、ブラジリアで国会と最高裁判所と大統領府が位置する三権広場に向かって歩いた。

「先住民の領土は最も自然が保たれており、我々が直面している気候危機のペースを遅くすることに貢献している。しかし、この領土は最初に影響を受けるものでもある」と、アマゾン川流域のアマパー州から来たルエネ・カリプナさんは行進しながら述べた。「私たちはそれを私たちの土地から直に感じている。私たちの土地では、キャッサバイモ―私のコミュニティーにおける私たちの主食―全体を失った」。

ブラジルの領土の13％は認定された先住民の土地から成っており、そのほとんどはアマゾンにある。

過去２年間に、アマゾン川流域は過去最悪の干ばつに見舞われ、山火事の増加や、流域のコミュニティーの孤立、作物の損失、絶滅危惧種のピンクイルカ（アマゾンカワイルカのこと）を含む野生動物の死亡につながっている。この地域で発生している異常気象と気候変動とを関連付ける研究もある。

他の何人かの先住民のリーダーたちのように、カリプナさんは11月にベレン市で開かれる気候変動会議―国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議（COP30）としても知られる―に参加する予定だ。彼らはこのイベント（気候変動会議のこと）がアマゾン川流域の全ての国々で土地の境界設定と他の先住民の権利を推進する機会になることを望んでおり、このイベント中の役割の拡大を強く求めている。

「これはこの社会運動にとって歴史的なCOPだ。これは、全ての先住民にとって、私たちが生きているということを示す重要な瞬間だ」と、複数の地域の先住民を代表する国際組織グローバル・アライアンス・オブ・テリトリアル・コミュニティーの事務総長で、エクアドルから来た先住民のリーダーのフアン・カルロス・ヒンティアッチさんは述べた。

昨年、先住民の社会運動は、COP30の共同議長の任命を求めた。その提案は退けられたが、この会議の議長は「伝統的な知識と知恵を世界の集合知に取り入れるのを助けるため」、いわゆる「Circle of Indigenous Leadership（先住民の指導者たちのサークル）」をつくると約束した。

ブラジル先住民の市民団体「the Articulation of Indigenous Peoples of Brazil」のコーディネーターのDinamam Tuxáさんは、共同議長を任命する提案が退けられたことに彼らは憤り、今でもその計画を分析していると述べた。

「COPは、国々が気候危機について交渉するために集まる政治的な時間だが、残念ながら、COPは交渉の場で先住民と直接向き合っていない―私たちがこれらの領土を主に守っている存在で、積極的に気候変動と闘っているにもかかわらず」とTuxáさんはAP通信に語った。

人工衛星のデータは、アマゾンの先住民の領土は森林伐採率が非常に低いことを示している。この世界最大の熱帯雨林（アマゾンのこと）は、主要な炭素吸収源かつ気候を調整する地域であり、地球の淡水の20％を保持している。

ザック：

ハーイ、マヤ。君はスリルを求めるタイプかい？

マヤ：

ザック、おはよう。いいえ、全然そんなタイプじゃないわ。いつだって、静かな美術館が好みよ。

ザック：

それは残念。見つけたばかりの高知県の観光スポットがあるんだ。結構ハードなんだけど。川でのキャニオニングだよ。

マヤ：

わあ、すごくきつそうね。そうでもないのかしら？　実はキャニオニングがどんなものか全然分からなくて。

ザック：

キャニオニングは、川に沿って進むアクティビティーさ。理想的には川の中、あるいは川の近くをね。流れが速くて、水しぶきがたくさんあがるような川の方がいいんだ。

マヤ：

なるほどね、全く私の好みではないわ。危なくないの？

ザック：

ちゃんと装備すれば平気だよ。僕が読んだ仁淀アドベンチャーは、安全性を重視してる。ライフジャケットやヘルメットといった安全装備を身に付けるし、初心者でもコースをクリアできるんだ。

マヤ：

川に沿って進むって言ってたけど、どうやるの？

ザック：

用具は全て用意されるから、持っていくのはタオルと水着だけ。崖の表面に打ち込まれたクライミングフックに沿って安全ロープが張ってあるし、怖くなったらやめて次の場所に移れるんだ。

マヤ：

それなら安心ね。でもきっと大人向けでしょ？

ザック：

家族向けのツアーもあるよ。きっとすごく楽しいよ。驚くようなことがたくさんできるんだ。岩場を懸垂下降したり、滝つぼに足から飛び込んだり、天然の滑り台をすべったり、最高だよ。

マヤ：

あなたなら、素晴らしい写真も撮れるわね。

ザック：

よく分かってるね。このツアーのもう１つの魅力は深い青色の水——「仁淀ブルー」と呼ばれているんだ。

マヤ：

去年話したわね。中津渓谷の川の水でしょ。滝がたくさんあって——でもそこに飛び込む話はしていなかったわ！

ザック：

してればよかったよ。そしたらもっと早く予約したのに！

ナイジェリアの保健当局は、急速に感染が拡大している髄膜炎の大流行を封じ込めるのに苦労している。これにより、このアフリカ西部の国（ナイジェリアのこと）の各地でこれまでに151人が死亡しており、そのほとんどは北部の遠隔地で、子どもが最も影響を受けている。

10月に初めて記録された症例は、ナイジェリアの36州中23州に拡大しており、死亡例の半数近くに相当する74件が今年報告されたと、ナイジェリア疾病予防センター（NCDC）は今月初めに発表し、現地パートナーは最近の死亡者数の増加は「憂慮すべき」ものだと述べている。

この病気による死亡のほとんどは、感染した人が医療機関を受診しない、あるいは、重度の合併症を抱えた状態で医療機関を遅れて受診することが主に原因となっていると、NCDCの広報担当官サニ・ダッティ氏はAP通信に述べた。これは国内で過去に流行した病気においてもよく見られた問題だった。

アフリカで最も人口の多い国（ナイジェリアのこと）は、アメリカのトランプ政権が２月に命じて多くの国々に影響を与えてきた経済支援の削減により、同国の保健セクターが混乱する中、現在の流行病に見舞われている。

ローリー・マキロイが生涯の夢 ― マスターズ優勝 ― に近づけば近づくほど、その夢は手のひらからすり抜けていくように感じられた。４月13日、ジョージア州オーガスタ・ナショナルでのラウンドは、凡ミスと圧巻のプレーが交錯し、まるで自身の過去11年間のメジャー大会のようだった。

２ホールで２打差のリードが消え、さらに３ホールで４打差のリードまでが、信じられないようなミスで失われた。最終ホールでの勝利を決める５フィートのパットは、わずかに外れた。

しかしマキロイは、またしてもメジャー大会で崩れるかに思えた状況を、キャリア最大の瞬間へと変えた。サドンデス・プレーオフでジャスティン・ローズ相手に放ったウェッジショットはピンそば３フィートにつき、それを沈めてバーディを決めた。彼はマスターズ王者となり、キャリア・グランドスラムを達成した６人目の選手としてゴルフ史にその名を刻んだのだ。

「この素晴らしいジャケットが自分の肩にかかる日が本当に来るのか、キャリアの中で分からなかった時期もあった」とマキロイは語り、マスターズのグリーンジャケットは自分にぴったりだと付け加えた。「でも今日は本当に楽じゃなかった。まったく簡単じゃなかった。とても緊張していた」

「今日はゴルフ人生の中でも最も厳しい一日のひとつだった」

その報酬は彼が想像していた以上に大きかった。そしてそれは彼の行動に表れていた。最後のパットを沈めると、両腕を空に掲げ、パターを背後に落とした。彼は頭を覆い、膝をつき、やがて額をグリーンにつけて、胸を大きく上下させながら感情を爆発させた。

それは、最後のメジャー優勝からの11年間に蓄積された感情が噴き出した瞬間だった。キャリア・グランドスラムの最後の１冠という重圧を背負い続けてきた年月。そして、それは21歳のとき、最終日にスコア80を叩いて、４打差のリードを失った記憶と共に14年が過ぎた今でも忘れがたいものだった。

「本当に自分の時代が来るのか、何度も疑った」と彼は語った。

その思いは、きっと最終ラウンド中にも何度もよぎったはずだ。

本来ならマキロイにとっての戴冠となるはずだったバックナインは、心臓が高鳴るような展開へと変わり、リードが目まぐるしく入れ替わり、観客の顎が落ちるような結末へとつながった。そして最終的に、マキロイは歓喜と信じられないという思いに涙を流していた。

メディアの報道によると、長野県飯山市の自宅で３人がクマに襲われ、そのうち２人が重傷を負ったという。

地元の警察とその他の当局は、４月10日も警戒を続けた。３人を前日に襲ったクマの行方はまだ分かっていない。

NHKの報道によると、クマは４月９日の午後４時30分頃、自宅敷地内の物置で作業をしていた65歳の男性１人を襲い、その後、96歳の男性と66歳の女性を彼らの家で襲撃して、顔などにけがをさせたという。男性２人は重傷を負ったと思われるが、被害に遭った３人は意識がある状態だと、NHKは警察と消防の職員たちの言葉を引用した。

クマは体長約１メートルの成獣とみられる。

負傷した女性は、病院に搬送される前、状況を語った。読売新聞によると、女性はクマが玄関のガラスを割って家の中に入り、そのまま進んで立て続けに両方の住人を襲ったと話したという。

「私は台所にいて、何かが割れる音が聞こえました。何だろうと思っていると、大きな黒い物体が居間に見えました」と女性は振り返った。

米国政府は、医薬品および半導体の輸入に関する調査を進めている。これら２つの分野に関税を課そうとする動きの一環で、医薬品やチップの海外生産への過度な依存が国家安全保障上の脅威であるという理由に基づいている。４月14日付の連邦官報の届け出により明らかになった。

この届け出では、21日間のパブリックコメント受付期間が告知されており、国家安全保障にとって重要とされる製品の国内生産を促進することを目的とした、いわゆるセクター別関税の正当化手段として、ドナルド・トランプ大統領が1962年通商拡大法のセクション232を再び活用する姿勢が示された。

このセクション232の条項を使って、トランプ政権は銅や木材の輸入に関する調査を開始しており、トランプ大統領が今年１月にホワイトハウスへ復帰して以来発動された鉄鋼・アルミニウム、自動車への25％関税は、彼の第１期中に完了した調査結果に基づいている。

４月１日に調査が開始されたことを示すこれらの届け出は、４月13から14日の週末に発表された、スマートフォン、コンピューター、その他中国から主に輸入される電子機器をトランプ政権による125％の相互関税から除外する措置の後に公表されたものである。