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時事キーワード

immunity

免疫

2025年10月、毎年恒例のノーベル賞が発表され、日本から2名が選ばれた。免疫学者で医師の坂口志文さんが、「制御性T細胞」を発見したことでノーベル生理学・医学賞を受賞した。また、化学者の北川進さんが、「多孔性金属錯体」の開発でノーベル化学賞を受賞した。
坂口さんの研究に関連して、immunity(免疫)というワードの使い方を見ておこう。immunityの基本的な概念は「(影響などから)免れること」だ。医学では病気の原因となるウイルスなどから体を防御する仕組み、つまり「免疫」を指す。
一般的な意味では、義務などから免れるという「免除、免責」や、影響を受けないという意味で「耐性」として使われることもある。政治・社会ニュースでよく出てくるものには、国会議員が持つimmunity from arrest(不逮捕特権)や、外交官が駐在国で保証されるdiplomatic immunity(外交特権〔身体・住居の不可侵や、訴追・課税などの義務の免除〕)がある。
関連する形容詞immuneの用法も押さえておきたい。immune to ~で「~に免疫がある」、「~に影響されない」となる。immune to fearは、「恐怖に対する免疫がある」ことから「恐れを知らない」、immune to criticismは、「批判の影響を受けない」ことから「批判をものともしない」と解釈することができる。

例文

Shimon Sakaguchi, along with Mary E. Brunkow and Fred Ramsdell, received the 2025 Nobel Prize in physiology or medicine for revealing a fundamental mechanism of self-immunity control.

坂口志文氏は、メアリー・E・ブランコウ氏およびフレッド・ラムズデル氏とともに、自己免疫の制御という根本的な仕組みを明らかにした功績により、2025年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。

関連語

・physiology:生理学

・self-immunity:自己免疫(免疫系が自己の組織や細胞を攻撃しないようにする仕組み)

・autoimmune disease:自己免疫疾患

・protect A from B:AをBから防御する、守る

・regulatory T cells:制御性T細胞

・resistance:抵抗、抵抗力

・insulation:分離、絶縁(影響を絶つこと)

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