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時事キーワード

power bank

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーの発火事故が後を絶たない。2025年10月にも、飛行中のANA機内で乗客のモバイルバッテリーから煙があがる事故が発生。すぐに煙は消し止められ、けが人はなかった。モバイルバッテリーはリチウムイオン電池で作られているが、安価な製品の多くは中国製で、セルの品質が悪く、保護回路も十分でないなどの問題点が指摘されている。リチウムイオン電池は、日常的に使うさまざまな電化製品に内蔵されているため、消費者庁はその使用方法や廃棄方法について注意を呼びかけている。
日本ではもっぱら「モバイルバッテリー」と呼ぶが、自然な英語ではあまりmobile batteryとは言わない。もちろん理解できる表現だが、一般的にはpower bankが使われる。このときのpowerは「電気」で、bankには「ためておく場所」という意味があるため、power bankは「電気の貯蔵庫」というわけだ。
また、使用目的にフォーカスした表現として、portable charger(携帯できる充電器)があり、こちらもよく使われる。
ちなみに、キャンプや停電対策を目的とした大型のバッテリーとして「ポータブル電源」という製品が販売されているが、英語ではportable power station、つまり直訳では「持ち運びできる発電所」と表現されている。バッテリーの規模が大きくなれば英語も「発電所」となる点が興味深い。

例文

Incidents of power banks catching fire persist, prompting the Consumer Affairs Agency to warn about the risks of low-quality lithium-ion batteries and the importance of proper handling and disposal.

モバイルバッテリーの発火事故が続いており、消費者庁は品質の悪いリチウムイオン電池の危険性や、正しい使い方と捨て方に注意するよう呼びかけている。

関連語

・lithium-ion battery:リチウムイオン電池(Li-ion)

・nickel–metal hydride battery:ニッケル水素電池 (Ni-MH)

・battery cell:電池セル(cellは「小さく区切られたスペース」の意味があり、「細胞」「独房」などの意味につながる)

・overheating:過熱

・short circuit:短絡・ショート

・quality control:品質管理

・consumer safety:消費者の安全

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