週刊英字新聞『The Japan Times Alpha』編集長の高橋敏之が、英語の勉強について悩んでいる人、過去に挫折したことのある人に贈る、英語学習指南書の決定版です。英語学習に対する誤った思い込みを正し、目的に到達するためのノウハウを丁寧に解説します。
目次
1. 英語学習を「正しく」理解する/2. 英語の「理解力」を鍛え上げる/3. 「インプット」を怠らない/4. 「会話力」を高めるには/5. 「ライティング力」の伸ばし方/6. 「文法」が英語習得をスピードアップ/7. ボキャブラリーの「正しい」増やし方/8. モチベーションを維持するには
英語教育界で活躍の3名の方から、本書へのコメントをいただきました。
本書は、軽い気持ちで読んではいけません。
なぜなら著者の高橋さんには、英字新聞の「編集長」という地位があります。そんな人が『最後の学習法』というタイトルで英語学習書を書いている――、その覚悟をぜひ読み取ってください。 語り口としては、Q&A形式のため、非常に優しく、読みやすい本です。内容としても、分かりやすくまとまっており、タイトルを裏切らない本質的な内容だと思います。ですから「高いレベルで英語を使いこなせるようになりたい人」や「本気で英語をモノにしたい人」にオススメします。
しかし、「英語を楽に身につけたい」「コミュニケーションさえ取れれば良い」という人は、目指す山の高さが違うので、読まない方が良いでしょう。第1章で示される厳しすぎる現実に凹んでしまうかもしれませんので。
なお、本気で英語をモノにしたいけど、苦手意識が強くて……という方は、まずはイングリッシュ・ドクターの私が、英語病をなおし、やる気や英語への意識を高めるお手伝いをさせていただけたらと思います。
本書は、その後で読む「最後の本」として楽しみに取っておいてくださいね。
西澤ロイ
英語が上達しない原因である「英語病」を根本からなおす“イングリッシュ・ドクター”。The Japan Times Alpha『Digging Deep Into Words』連載中。
私は今、英語コーチとして、大好きな英語を仕事にすることができていますが、まだ自分の目指す英語力には手が届いていません。これからも私の英語学習は続きます。そんな私にとって、また英語を学ぶ皆さんにとっても、日本にいながら使える英語力を手に入れた高橋編集長がこれまで実践されてきた学習方法が、“目から鱗”であることは間違いありません。
私が本書で最も共感した部分は、「英語学習で最も大事なのは『継続』、最大の敵は『あきらめ』」というフレーズです。モチベーションを維持するための6つのヒントが紹介されていて、特に「英語を楽しむ」というのは私も非常に大切にしているポイントです。もちろん英語を「勉強」する時間もありますが、それ以上に私自身も楽しみながら英語に触れている時間がたくさんあります。高橋さんが大好きな海外ドラマを使った勉強法も紹介されていますが、高橋さんは『Friends』のジョーイ、私はジェニファー・アニストン演じるレイチェルでした!「英語は勉強」と決めつけずにまずは英語に楽しみながら触れる環境を作っていくことは英語力アップのためには欠かせないことだと感じています。
最後に高橋さんが贈られた、A river cuts through a rock, not because its power but because its persistence. というメッセージ。たくさんの英語学習者の方の元へ届くことを願っています!
星名 亜紀
元CA、TOEIC(R)990 英語コーチ。
・ 著者: 高橋敏之
・ 仕様: 四六判 192 ページ・音声アプリ対応
・ 定価: 本体 1,400円+税
・ ISBN: 978-4-7890-1753-4
・ 出版社:ジャパンタイムズ出版
内藤 陽介
NHK Eテレ「SNS英語術」講師(番組は終了)、NHKラジオ第2「ニュースで英語術」監修・講師、元ジャパンタイムズ報道部長。