中国商務省は5月18日、オーストラリア産の大麦に73.6%の不当廉売防止関税をかけることを決定したと発表し、この製品は不当に安い価格で販売されていると述べた。
この最新の動きは、昨年暮れに中国中部の都市武漢市で初めて確認された新型コロナウイルスの発生源について独立した調査を求めた最初の国であるオーストラリアに対する報復と見られると、国際情勢に詳しい専門家は述べている。
中国はすでに、オーストラリアの主要な食肉加工業者4社からの牛肉の輸入を停止している。中国政府はしかし、中国に独立した調査を受け入れるようにというオーストラリアからの要求と貿易制限との間につながりはないとしている。