トヨタ自動車は6月16日、車両衝突をシミュレーションして分析するソフトウェアを開発し、来年1月から無料で提供すると発表した。
「仮想の人体モデル」を用い、これまでは有料で提供されていたこのソフトウェアは、あらゆる組織に公開されると、トヨタ自動車は述べた。
トヨタ自動車は、このソフトウェアを無料で入手可能にすることは、「ユーザーがモデルに改良を加え、その結果を他者と共有し、ソフトウェアの有用性を向上する」と見込まれると話した。
2000年に発売されたこのソフトウェアは、シートベルトやエアバッグといった安全技術を開発するため、自動車メーカーやサプライヤー、大学、研究機関などに販売されてきた。