サンリオは6月12日、同社を創設し、「ハローキティ」を生み出した辻信太郎社長(92)が7月に社長を退任すると発表した。サンリオの60年の歴史の中で初のリーダーの交代となる。
辻社長は7月1日、31歳の孫の辻朋邦氏に社長の職を譲り、会長となる。朋邦氏は現在、専務を務めている。この創設者(信太郎社長のこと)は、1974年に世界的に有名な猫のキャラクター(ハローキティのこと)を考案したこの東京を拠点とする会社(サンリオのこと)の代表権を持つ。
「現在の急速に変化するビジネス環境にもっとうまく対応できるように会社を変革したい」と年が下の辻氏(朋邦氏のこと)は6月12日に東京での記者会見で語った。