日本の大手メーカーの6月の景況感は、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的な影響のため、2009年以降最低の水準に急低下したことが、日本銀行の全国企業短期経済観測調査で7月1日に示された。
自動車メーカーや電気機器メーカーを含む企業の景況感を測るこの主要な指数は、3月のマイナス8からマイナス34に急落し、2008年から2009年の世界金融危機以来最低の数値となった。この結果は、共同通信の調査で予想された平均マイナス31よりも低かった。
自動車メーカーの景況感は55ポイントも急激に落ち込んで、マイナス72となり、マイナス79を記録した2009年6月以来2番目に低い数値となった。