ロンドンのロイズ保険組合は9月10日、世界的なパンデミックのコストが保険会社にのしかかり続ける中、新型コロナウイルス関連の請求で支払われると見込む予想合計額を引き上げた。
この世界最大の保険市場は、保険金の支払いが、5月に発表された前回の予想額43億ポンド(4,490億円)と比較して、今では最大50億ポンド(6,760億円)となると予想していると声明で発表した。ロイズは、支払いのうち20億ポンド(2710億円)を再保険会社から補う予定だと述べた。
ロイズは、同組合の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の保険請求は再保険による補填後の金額で上半期に合計24億ポンド(3,250億円)となり、課税前の損失は4億3,800万ポンド(590億円)に押し上げられると述べた。