キューバは、1月1日から実施予定となっている、2種類の正式な通貨を1つに統一する改革の一環として、最低賃金を5倍に引き上げると、機関紙が12月11日に明らかにした。
給与と年金に関する今回の最大規模の改革は、ミゲル・ディアス=カネル大統領が12月10日にこれを発表する何年も前から約束されていたことだった。最低賃金が400ペソから2,100ペソ(1,600円から8,700円)に引き上げられることとなる。
この改革では、アメリカの通貨に置き換えるために1994年に導入され、ドルに固定された交換可能なペソを、今後半年の間に段階的に廃止することにもなる。これで24倍価値が少ない通常のペソだけが残る。