フィンランドの通信機器メーカー大手のノキアは3月16日、「大規模な」コスト削減に向けた取り組みを開始し、超高速通信ネットワーク「5G」をめぐる厳しい競争を前に少数の主要分野に焦点を絞る中で、2年以内に最大11%労働力を削減すると発表した。
ノキアは、6億ユーロ(76億円)のコスト削減プログラムを発表し、「ノキアに現在いるおおよそ9万人ではなく、8万~8万5,000人の従業員から成る組織」になると予想していると述べた。
削減されたコストの多くは、研究開発への再投資に当てられることになっており、特にノキアのモバイルネットワークとクラウドオペレーションに向けられると、同社は明らかにした。