経済活動が好転し、エネルギー価格と商品価格が上昇する中、日本の7月の卸売価格は前年よりも5.6%上回り、約13年で最速ペースでの増加となったことが、日本銀行のデータで8月12日に示された。
企業間で取引された商品の価格は5ヵ月連続で上昇し、最近の数ヵ月の間で見られた中で最も急激な対前年比増となった―6月は5.0%、5月は5.1%だった。中央銀行(日本銀行のこと)によると、最新の数値は2008年9月以来、最も急激な上昇を示したという。
円安により、企業にかかる原料費が高くなったことも、このデータで示された。いずれも円単位で、輸入価格は27.9%の急増となった一方、輸出価格は11.2%増加した。