オーストラリアの競争規制当局は9月13日、カンタス航空と日本航空(JAL)の間での価格設定、コードシェア(共同運航)、運航スケジュール調整の取り決めについて、消費者の損害を生むとして最終的に阻止した。
この契約では、両航空会社間で運賃がどのくらいかかるかとフライトスケジュールを調整することになっていた。
オーストラリア競争・消費者委員会は、この提案は、オーストラリア・日本間のフライトの85%を占める両航空会社間の「競争をなくす」と判断した。
同委員会は、不許可は起こりうると示唆していたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる旅行の途絶によるひどい打撃を受けている航空会社は空しくも救済を期待していた。