日本は11月1日、21年ぶりに新しくデザインし直された500円硬貨を発行し始めた。新硬貨はこれまでのデザインと大幅に違うわけではないが、偽造防止対策の一環として、2色で造幣され、内側の縁にエッチング加工が施されている。
財務省では新硬貨を3月の年度末までに2億枚造幣する計画だが、現在流通している500円硬貨約50億枚も引き続き使用できる。
政府は当初、2021年度の前半に新硬貨を公開する予定だったが、新型コロナウイルスのパンデミックにより、駅の券売機と銀行のATMの更新作業が遅れたため、発行開始が延期されていた。