日本の家計資産は2020年末に前年から1.3%増加して、過去最高の3,072兆7,000億円となったと、内閣府が1月24日に発表した。新型コロナウイルスのパンデミックが経済の見通しに及ぼす不確かな影響のさ中で消費者が支出を控えていることを反映している。
比較可能なデータがある1994年以降最高レベルとなった今回の増加は、ウイルスによる危機的状況からの影響緩和を狙った政府の経済政策パッケージの一環として全国民に支給された10万円の給付金も一助となっている。
現金、貯金、株で保持されている資産は2.4%増加して1,934兆7,000億円となり、土地と固定資産を含む非財務資産は0.5%減少して1,138兆1,000億円だった。