ホンダの人型ロボット「アシモ」は3月31日、この自動車メーカー(ホンダのこと)の東京本社にあるショールームで歩行やダンスの実演を行ない、一般の人々を驚かせる20年間のキャリアを終えて引退した。
アシモは2000年のデビュー以来、日本の先駆的ロボット技術の象徴となり、走る、片足で跳ねる、5本の指を使って手話で話す、コーヒーをタンブラーから紙カップに入れるといった能力をマスターしてきた。
しかしホンダは、歩行中に他者との衝突を避けるといった自動的な判断ができる能力を「アシモ」に与える最後のアップグレードを2011年にした後、近年は「アシモ」の開発の全てを停止していた。