世界貿易機関(WTO)は4月12日、ロシアによるウクライナ侵攻の影響のため、今年の世界の貿易量の成長予測を4.7%から3%へと下方修正し、価格の急騰によって引き起こされる食糧危機の可能性を警告した。
この世界貿易の監視機関(WTOのこと)からの報告書は、2月24日に始まったこの武力対立は、新型コロナウイルスのパンデミック―そして具体的には中国のロックダウン(都市封鎖)―が経済回復に重くのしかかり続ける中、重大局面にある世界経済にダメージを与えてきたと発表した。
「この対立がもたらす経済的影響は、ウクライナの国境をはるかに越えて広がるだろう」とンゴジ・オコンジョ=イウェアラ事務局長はこの調査結果を発表する記者会見で述べた。