ブロードコムは5月26日、クラウドコンピューティング企業ヴイエムウェアを610億ドル(7兆8,000億円)の現金と株の取引で買収すると発表した。この半導体メーカー(ブロードコムのこと)にとって、事業を多角化して企業向けソフトウェアに進出するための最大かつ最も大胆な取り組みだ。
今回の買収は、今年世界で発表された中で2番目に規模の大きいもので、先を行くのはマイクロソフトがビデオゲームメーカーのアクティビジョン・ブリザードを687億ドル(8兆8,000億円)で買収した取引のみだ。この取引は、ブロードコムのソフトウェア関連の収益を3倍にして、売上全体の約45%とする。
ブロードコムのホック・タンCEOは、買収を通じて世界最大の半導体メーカーの1つに自分の会社を築き上げてきた。