欧州連合(EU)の財務大臣たちは7月12日、クロアチアが2023年から共通通貨ユーロを導入する20番目の加盟国となることを正式に承認した。この動きは、かつては戦争状態にあったバルカン半島の国(クロアチアのこと)の「素晴らしい旅路」の頂点として称賛された。
欧州委員会のヴァルディス・ドンブロウスキス副委員長は、クロアチアの加入により、ユーロが今なお「魅力的で強じんで、成功した世界的通貨」であり、強さと統合の象徴であることが確認されたと述べた。
導入にあたっての為替率は、1ユーロあたり7.53450クロアチア・クーナとなる予定で、クロアチアは現在、通貨の切り替えに向けて数ヵ月の準備に入っている。