メキシコのある新興企業は、プラスチックごみを燃料に変えることで、ある湾岸都市がプラスチックごみ問題に対処する手助けをしている。
メキシコのスタートアップ企業Petgasは港町ボカ・デル・リオ市に、酸素がない状態でプラスチックを熱して分解し、ガソリン、ディーゼル燃料、灯油、パラフィン、コークスを製造する熱力学的プロセスである熱分解を活用する機械を開発した。
Petgasの最高技術責任者Carlos Parraguirre Diaz氏は、この機械は1週間で1.5トンのプラスチックを処理し、356ガロン(1,350リットル)の燃料を生産できると述べた。同社によると、処理には熱を起こすためにプロパンガスを必要とするが、一度熱分解が始まれば、処理中に発生するガスが熱分解を続けるのに使われるという。