非イスラム教徒は、イスラム教の女性が来ている衣服はおもしろみがなく、制限がありすぎると考えることが多い。しかし、サンフランシスコでの新しい展覧会では、現代のイスラム教徒のファッションがエレガントで遊び心があることもあるということを示している。
「現代ムスリムファッション」は9月22日にデ・ヤング美術館で開幕した。これは、世界各地約60人のデザイナーによる約80点のアンサンブルを展示している。そのアンサンブルには、最高級のファッションやストリートファッションも含まれる。
これは、こうした種類では大きな美術館で開かれる初の展覧会である。この展覧会のアイデアは、フランスの人々が「ブルキニ」―イスラム教徒の女性がビーチで着る水着―を禁止したいと考えた2016年にできたと、美術館の学芸員であるジル・ダレッサンドロさんは語った。その当時、彼女は若い女性が「上品なファッション」を身に着けているのを見た。そのファッションは、女性たちが宗教に従いながらおしゃれでいられるようにしている。
「私たちが関心を持ったのは概念の矛盾だった」と彼女は語った。
展覧会は1月まで開かれる。