ドイツにおいて暖冬の天候は、国内のブドウ畑で今季にアイスワインが作れないということを意味する。こうしたことが起こったのは今回がドイツのワイン製造の歴史で初めてのようだ。
アイスワインは高価な甘いワインで、よくデザートと一緒に提供される。アイスワインを作るため、ワイン生産者はブドウの木にブドウが凍るまで残しておく。
しかし、ドイツワイン協会の広報担当エルンスト・ブーシャー氏は3月1日、国内のワイン生産地はどこでも寒さが十分でなかったと述べた。気温がマイナス7℃以下になる必要がある。
近年は多くの暖冬を迎えてきたと同協会は述べた。2017年には、アイスワインを作ることができたのは7ヵ所の生産者だけで、2013年には5ヵ所だけだった。
しかし、1ヵ所もアイスワインを作ることができなかったのは、1830年に最初のアイスワインが作られて以来、初めてと思われるとブーシャー氏は話す。
同協会によると、日本はドイツのアイスワインの主要な市場だという。