コアラは生き延びるのに十分な水をどうやって飲んでいるのだろうか?長い間、科学者たちはこの謎を問いかけてきた。ついに今、答えが見つかった。
5月2日に『エソロジー』誌に掲載された新しい記事で、科学者たちは2006年から2019年にかけ、自然に生息するコアラをオーストラリア・ビクトリア州のユーヤンズリージョナルパークで毎月観察し、その観察結果46件を検証した。
この研究は、コアラは木の幹をつたって落ちる水を舐めていると述べている。これは、彼らの主な食べ物であるユーカリの葉から得られる水分を増加するのに役立っている。ユーカリの葉は水分を多く含んでいる。
この研究は、自然に生息する動物を観察することは、私たちがある動物の正常な行動について知る役に立つということを示しているため、重要だったと、研究論文の筆頭著者であるValentina Mellaさんは語った。
「彼らを注意深く観察すれば、彼らは教えてくれる」と彼女は述べた。
コアラは、生涯のほとんどをユーカリの木の上で過ごし、1日に約500~800グラムのユーカリの葉を食べる。