三菱重工は5月18日、火星へロケットを打ち上げると発表した。
そのH2Aロケットは7月15日の午前5時51分に鹿児島県の種子島宇宙センターから発射される。ロケットは、アラブ首長国連邦(UAE)が開発した探査機「HOPE」を載せている。
この宇宙探査機は、この中東の国(UAEのこと)が建国50周年を迎える2021年に火星に到達する見込みだ。
三菱重工はこれまでに外国の人工衛星3機を打ち上げているが、地球を周回するのではない探査機を同社が打ち上げるのは、今回が初めてだ。
探査機「HOPE」は、写真を撮ったり、紫外線や赤外線を活用したりして、火星の大気と気候を研究する。種子島には4月に運び込まれた。
アメリカと中国も火星に探査機を送り込む計画をしている。