岩手県の動物園を訪れる来園者たちは、18歳の象の減量を手伝っている。
盛岡動物園の飼育員たちは、アフリカゾウのマオの人工授精を望んでいる。もし成功すれば、日本で初めてのゾウの人工授精となる。
マオのパートナーのタロウが2018年11月に死亡したとき、マオの食欲がなくなったので、飼育員たちは特別なメニューをマオに準備した。その食事療法で500キロ増やすことができた一方で、余剰の体重は人工授精の成功確率を下げてしまう。
現在、マオは新しい食事療法をしていて、来園者たちはマオの運動を手伝っている。
6月1日から、来園者たちはマオに、囲いのフェンス越しに長いポールでバナナやりんごなどの食べ物をあげている。マオはポールを追いかけて、囲いの端から端まで60メートルを、1日最大15回歩く。
マオは6月20日の時点で約210キロ減量したが、目標体重の3,600キロまではあと340キロほど届いていない。