新型コロナウイルスのパンデミックはポルトガルの人々に厳しい時期をもたらしているが、ある光景がここにいる人々の表情に笑顔をもたらしている―リスボンの海岸でイルカが水しぶきを上げている。
「ずっとイルカが大好きです」と、水上に跳ねるイルカの群れの動画について、あるソーシャルメディアユーザーは書き込んだ。「イルカをすぐ近くで、まさに私たちのテージョ川で見られるなんてすごい!」
イルカはローマの時代からテージョ川で目撃されてきたが、近代では頻繁には見られなくなっていた。しかし、ここ2ヵ月の間、波間から跳ねるイルカの画像や動画がSNSチャンネルに多数投稿され人々は沸いている。
一部には、クルーズ船や通勤用のフェリーを含め、川の交通量が減っていることがある。
しかし、それ以上の理由があると、イルカの専門家のFrancisco Martinho氏は述べた。「イルカが食べる魚がいつもよりも多くいるためだ」と彼は言った。