東京の歌舞伎座が8月1日、新型コロナウイルスへの対策をとった上で公演を5ヵ月ぶりに再開した。
ファンは、片岡愛之助さんを含め、主要な歌舞伎役者たちが出演する8月の公演の再開を歓迎した。
来場者は入り口で体温を測られる。場内では、出演者たちが通常時よりも観客から距離をとらされた。
「最近のような厳しい環境の下では私たちの暮らしを豊かにしてくれる歌舞伎のようなものが必要だと感じます」と、20年近く歌舞伎座に通う58歳の男性は語った。
歌舞伎座は、出演者と公演に直接関わるスタッフ約200人に新型コロナウイルスの検査を実施したと述べた。検査結果が陽性となった人はいなかったという。
社会的距離を維持するため、全部で約1,800の席に対して823人しか受け入れない。