佐藤琢磨さんは8月23日、インディアナ州のスピードウェイにある有名な楕円形の競技トラックで開かれた「インディ500」で2度目の勝利を収めた。インディカーの大会で優勝した日本人初のドライバーになってからわずか3年である。
佐藤さんはグリッド(スタート位置)の3番目からスタートしたが、157周まではリードしていなかった。ニュージーランドのスコット・ディクソンさんがポール・ポジション(スタート位置の最前列の最も内側)でスタートし、レースの序盤では優位に立ち、111周の間はリードしていた。
レース終盤で発生したスペンサー・ピゴットさんの大きな衝突事故が決定的要素となった。レースをストップせずに、関係者は注意しながらレースを最後まで続けさせることにした。これは、佐藤さんがゴールラインをライバルがいない状態で悠々と通り過ぎることができるということを意味した。
レースの後、43歳の佐藤さんは彼の車を作ったホンダに感謝した。
「ホンダは大変な仕事をしてくれました…私たちに大きなパワーと優れた燃費を与えてくれました」。
この勝利で、佐藤さんはインディ500で2回以上優勝した20番目のドライバーになった。