青森県で一組の夫婦が自分たちの家を売却したとき、多くの人々がその家が解体されるのではないかと心配した。その家は江戸時代に忍者の拠点だったと言われていた。
しかし今、弘前市の狭い通りにあるその木造平屋の家は守られた。63歳の市職員・佐藤光麿さんがこの家を約2,000万円で買い取った。青森大学の清川繁人教授によると、佐藤さんは住宅を保存し、忍者の歴史と文化を伝えるために利用すると語っているという。清川教授は青森大学の「忍者クラブ」の顧問もしている。
「この家を保存したいと思ってくれる人を見つけられてとてもうれしいです」と清川教授は報道陣に語った。
この家は弘前藩の忍者部隊「早道之者」の拠点となっていたと言われている。住人に侵入者がいることを警告する甲高い音を立てる床など、この家には際立った特徴がある。