リチャード・ブランソン氏のヴァージン・ハイパーループは、人間を乗せての初走行を完了したと、同社は11月8日に発表した。今回の飛行はこの超高速浮遊ポッド・システムにとって重要な安全試験だった。
2人の乗員はヴァージン・ハイパーループの重役で最高技術責任者のジョシュ・ギーゲル氏と乗客体験担当取締役であるセーラ・ルシアン氏だった。同社のラスベガスにある実験施設「DevLoop」で、同社のポッドは最大で時速107マイル(時速172キロ)に到達したと、同社は述べた。
ロサンゼルスに本社を置くヴァージン・ハイパーループは、乗客や貨物がいっぱいの浮遊するポッドが真空チューブを通じて時速600マイル(時速966キロ)で移動する未来を見込んでいる。このシステムは磁気浮上を利用しているため、飛行はかなり静かだ。
同社は、ニューヨークからワシントンまでの移動は、わずか30分しかかからないと話した―旅客機よりも2倍速く、高速の電車よりも4倍速い。