遺児の大学生、4分の1が「退学検討」 あしなが育英会の調査から判明
慈善団体「あしなが育英会」の支援を受けている日本の大学生の4分の1が退学を考えたことがあることが明らかになった。彼らが挙げた理由には、新型コロナウイルスのパンデミックの中における、資金面での苦難やモチベーションの低下が含まれていた。
この数値は東京を拠点とするこの慈善団体(あしなが育英会のこと)による調査で示されたものだ。あしなが育英会では、病気や災害で親を亡くした生徒や大学生に経済的な支援を提供している。
このオンライン調査は、大学で学んでいる回答者に対し、退学をどの程度考えたかを尋ねた。その結果、20.9%が「いくらか」と答え、4.1%が「かなり」と回答した。退学することを「検討している」と答えた人は0.7%だけだった。
先月末の記者会見で、あしなが育英会の玉井義臣会長は、この調査結果について「つらい」ものだと表現し、育英会では7,612人いる奨学生に1人当たり20万円を年末の緊急支援として提供すると述べた。