全日本空輸(ANA)は東京都の羽田空港で3月29日、アプリ「コモンパス」の日本初の実証実験を行なった。このアプリは、旅行者の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のステータスを示し、海外旅行業界による国から国への移動をより簡単で安全にしようという取り組みの一環だ。
「コモンパス」を開発した「コモンプロジェクト財団」は、通常ウイルス検査の結果は紙で発行され、世界で標準の形式がないため、「入国する旅行者の健康状態を認証する、より信頼できるモデル」に向け、世界規模のデジタルプラットフォームを立ち上げることを目指していると述べた。
このアプリは、世界中で試されている多くのデジタルヘルスパスポートのうちの1つだ。「コモンパス」は、新型コロナウイルスの検査結果とワクチン接種のステータスを証明し、空港での入管手続きの速度を上げるため、ユーザーごとにQRコードを発行する。これは、世界経済フォーラムの支援を受けている。