徳仁天皇は、東京オリンピック・パラリンピックは新型コロナウイルスの感染件数のさらなる増加を引き起こすのではないかと「懸念して」いると考えられると、宮内庁の長官が6月24日に述べた。
「陛下は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現在の感染状況についてたいへん心配されている」と宮内庁の西村泰彦長官は記者会見で語った。
記者会見は、7月23日のオリンピック開会式まであと1ヵ月を切っている中で行なわれた。
4月下旬からの東京でのCOVID-19による3度目の緊急事態宣言が6月20日に終わった。しかし、この首都(東京のこと)では6月23日に619人の新規感染が報告された―1日当たりの感染者数では1ヵ月の間で最多の急増となった。
61歳の天皇は、オリンピックとパラリンピックの名誉総裁で、開会式に出席する可能性がある。