12月9日に発表された調査結果によると、日本の大学の美術系教授はおよそ10人中9人が男性だという。この調査では、かなりの割合の男性が、映画の賞を審査し、受賞していることも分かった。
この調査は、「表現の現場調査団」によって実施された。この組織は芸術におけるジェンダー平等を支援している。
この調査では、主要美術系大学15校の美術系学部の学生の72%が女性である一方で、教授の88%、准教授の72%、講師の68%は男性であることが判明した。
映画業界では、6つの年間映画賞で2011年から2020年の間に、審査員の80%、受賞者の85%が男性だった。
「そもそも、映画のスタッフのジェンダー比率が偏っています」と、映画監督の深田晃司さんは記者会見で語った。彼の映画『淵に立つ』は2016年のカンヌ映画祭で賞を獲得した。彼は、日本の映画業界は「もっと良い職場」を作る必要があると述べた。