奈良県橿原市は、観光大使を務める人を3人採用するための毎年恒例のコンテストを開催している。以前の応募者は独身女性でなければならなかったが、今はどのジェンダーの人でも「さらら姫」になれると観光協会は述べている。
この役割は、奈良県内に居住しているか、県内で勉強もしくは仕事をしている18歳以上で、高校生を除く全ての人に開かれている。既婚者も応募できる。
「私たちは、市の名所の認知を拡大できるよう、ジェンダーにかかわらず、多くの人々にこの役割に応募してもらいたいと望んでいる」と観光協会のある職員は語った。
応募は5月6日に締め切られる。選ばれた応募者はこの1年間、イベントでこの役割を担う。
この名前は、持統天皇が690年に即位する前の名前である鸕野讚良(うのさらら)に由来する。持統天皇の統治の間、日本は計画のもとに造られた初の首都・藤原京を創った。その遺跡は今、橿原市の所在地にある。