JR東日本は5月10日、東京の山手線で乗客ありの状態で自動運転列車の試験走行を行なうと発表した。この試験走行は10月頃から始まって2ヵ月間続く。
JR東日本は、この環状線(山手線のこと)で乗客なしの状態での自動運転列車の試験走行は2018年から実施してきた。同社では、この技術を2028年頃に導入したいと考えている。
この動きは、日本の人口減少に伴い、運転手が不足する可能性に対処する助けとなるだろう。
自動運転の使用時には、運転手は単に出発ボタンを押すだけだ。電車はプラットフォームに近づく際、自動的に速度を落とす。運転手は非常時に電車を手動で運転するだけだ。
このシステムの下では、鉄道スタッフは運転手の資格を必要としなくなる。その代わり、スタッフの仕事は乗客対応とスタッフの訓練に関わるものとなる。
試験走行ではE235型の列車を使用すると、JR東日本は発表した。