フィンランドの小さな醸造所は、西側軍事同盟(NATOのこと)への加盟に向けた同国の試みを記念して、北大西洋条約機構(NATO)をテーマにしたビールを発売した。
オラフブルーイングから発売されたこのビールは、ビールジョッキを持った漫画風の中世の騎士を特徴とする。この騎士のよろいには、NATOのコンパスのシンボルが描かれている。
ラガービールはOTANという名前だ。北大西洋条約機構のフランス語の略称は、OTANになる。この名前は、フィンランド語の表現「Otan olutta(私はこれからビールを飲む)」と掛けた言葉遊びでもある。
オラフブルーイングのペッテリ・バンチネンCEOは5月19日、同醸造所はこのビールを作ることをたった数日前に決めたと述べた。オラフブルーイングでは「ウクライナでの戦争について」と、それがフィンランドに何を意味するかについて心配していると彼は述べた。
フィンランドとスウェーデンは5月18日、ブリュッセルにあるこの同盟(NATOのこと)の本部でNATO加盟を正式に申請した。
バンチネンCEOは、この新発売のラガービールには「安全保障の味と、自由の風味」があると語った。