ニュージーランドは、けがをしたり死んだりするイヌが多過ぎるため、グレーハウンドのレースを禁止することを計画していると、政府が12月10日に発表した。同国は、グレーハウンドのレースが今なお実施されている世界の中で数少ない国の1つだ。
グレーハウンドのレースは、前世紀には非常に人気があった。しかし、たくさんのイヌが、ケガ、もしくはレースの期間が終わった後に引き取ってくれる飼い主が見つからないため安楽死させられている。この競技に対する一般市民からの嫌悪感が高まっているのだ。
ニュージーランドでの禁止は、公聴期間後となる来年まで可決されない見通しだが、全政党がこの禁止を支持している。
2,900頭の競技犬が新しい飼い主に引き取られ、レース産業で雇用されている人々が他の仕事を見つけられるようにするため、政府はグレーハウンドのレースを2026年8月1日から停止にする計画だと、レース担当大臣のウィンストン・ピーターズ氏は12月10日に述べた。
営利目的でのドッグレースはアメリカ、オーストラリア、イギリス、アイルランドで続いている。