アメリカの10代の若者の間での薬物使用は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックの始まりから数年が経った後も低水準を維持していることが、年に1度の大規模な全国調査で示された。
「モニタリング・ザ・フューチャー」の調査によると、2024年は12年生(高校最終学年)の約3分の2が、アルコール、マリファナ、タバコ、電子タバコを過去30日間に使用しなかったと回答したという。
この年次調査が2017年に節制を調査し始めて以来、これは最大の割合となる。
パンデミックの初期には、アメリカ全国の生徒は登校せず人の集まりを避けるよう求められた。アルコールとあらゆる種類の薬物の使用が減った。
ロックダウン期間が終わり次第、アルコールと薬物の使用が再度上昇すると専門家たちは予測したが、そうした事態は起こらなかった。
連邦政府による資金提供を受けたこの調査は、12月17日に発表されている。最新の調査結果は、全国の学校の8年生、10年生、12年生の生徒約2万4,000人からの回答に基づいている。