アメリカでは大学の費用が毎年上がっているように思えるかもしれない。しかし、これは必ずしも事実ではない。
非営利団体カレッジ・ボードは、過去10年間において、これと異なることが起こっていることを示す数値をまとめた。
このデータは、学生たちが公立大学に支払う金額が10年前よりもずっと少なくなっていることを示している。
今年、(学生が住んでいる)州内の公立大学に通う平均的な学生は、1万1,610ドル(180万円)の授業料を支払う必要がある。その金額は、インフレ調整後で10年前より4%少なくなっている。
私立大学の授業料は、数年間の大幅な値上げの後で、ようやく鈍化している。
数値によれば、私立大学の授業料は、インフレ調整後の数値で、過去10年間で4%増加している。それ以前の20年間で、私立大学の授業料は68%値上がりしていた。
調査では、こうしたことはあるものの、学位を持つ人(大卒者)は持たない人々よりも、長期的に見てかなり多くのお金を稼ぐことが分かっている。