インドネシアの国立博物館は、インドネシアのオランダ植民地時代に国から持ち去られた遺物を展示している。遺物には、数世紀前の仏像や貴重な宝飾品などがある。
その収蔵品は、インドネシアとオランダとの間で2022年に調印された返還協定のもと返還された800点超の遺物の一部だと、この博物館の文化遺産部門の責任者であるグナワン氏は述べた。
こうした品々の一部は、戦闘中に盗まれたものや科学者や宣教師により持ち去られたものである。
この展示では、インドネシアの豊かな遺産をうかがい知ることができる。
「私はこれらの遺物の全てが私たちの手元にあることにとても驚いています」と、ジャカルタにあるこの博物館を訪れたアズラさんは述べた。彼女は、「自国の文化遺産を見るためだけにオランダに行く必要がなくなるよう」他の歴史的な品々も返還してほしいとのことだ。