今月初め、スマートフォンに関する新法の発効と時を同じくして、ブラジルの生徒たちが学校に戻ってきた。
この法律により、学校でのスマートフォン使用が制限される。同法は、公立学校と私立学校の教室とホールに適用される。
制限には例外もある。生徒は教員の許可があれば、学習目的でスマートフォンを使うことができる。さらに生徒は、健康上の理由や生徒のアクセシビリティ(障害を持つ生徒などの利便性)により必要がある場合も、スマートフォンを使うことができる。
学校は、生徒がスマートフォンをカバンに保管できるのか、ロッカーや指定されたバスケットに保管できるのかといったガイドラインを設定できる。
この連邦法以前は、ブラジルの26州のほとんどで、学校でのスマートフォン使用について何らかの規制が導入されていた。しかし、その方針は州と学校により異なっていた。
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領の支援者や、極右のジャイル・ボルソナーロ元大統領の支援者をはじめ、この法律は幅広い支持を得ている。