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  3. 2018.8.10

Vinyl’s revival still strongレコードの復活

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昨年に新居に引っ越して以来、自分のホームオフィスに新しいサウンドシステムを設置しようと考えている。その設置において最も重要なものは、新しいレコードプレイヤーだろう。私は、このサウンドシステムのためにスペースを空けることすらし、こんなことは私はたいていしない。私はたいていぐずぐずと先延ばしにするが、今回は違った。
近年、レコードプレイヤーやビニール盤の発売は、世界中で過去の栄光を取り戻しつつある。この媒体の売上は年々、増加している。2018年だけでも、米国での総売上は19%の急増加だった。他の場所では急増加がさらに大きく、業界アナリストの「デジタル・ミュージック・ニュース」のある報告によると、上半期におけるカナダでのビニール盤の売上は66.6%増加したという。日本でもビニール盤の再興が起こっている。
レコードの復活の最盛期は、1960年代、1970年代、さらには1980年代だった。しかし、結局、新しいテクノロジーが消費者の心を奪った。カセットテープやCD、後にはMP3ファイルが人気を高めた。今では、スポティファイやアップルミュージックなどのストリーミングサイトが音楽業界を牛耳っている。一時期、レコードは両親のクローゼットにある大きすぎるプラスチックの板でしかなかった。
しかし今では、若い世代の人々がレコードを所有したがっており、それは昔に発売されたものと、現代のアーティストによるより新しいアルバムの両方を含む。その理由を特定するのは簡単ではないが、過去10年間において形のあるアイテムが減ったことと関係があるのかもしれない。ダウンロードやストリーミングは便利だが、人間味がない。より多くの人々が、自分の手で何かを持てることを望んでおり、レコードはその目的を満たしてくれる。
日本では、その結果、タワーレコードなどの多くの店がより多くのビニール盤を置くようになったり、HMVの場合、レコードだけを販売する特別な店舗をオープンした。このフォーマット(レコード盤のこと)に対する需要は非常に大きくなり、そのため、ソニージャパンは今年既に、新たなプレス工場を開設し、同国で新しいレコードを製造する工場としては2か所目となった。今後何年以内にさらなる工場が現れても私は驚かないだろう。
ビニール盤の復活はまた、他のトレンドとも合わさっている。つまり、70年代や80年代の古い絶版になった日本の音楽に対する興味が海外で高まっていることである。(複数の)音楽レーベルが、過去のこうした音楽を再発売し始めており、それは、大貫妙子といった比較的人気のアーティストから、実験的ロックバンドのマライアといった無名のアーティストにわたる。今では、世界中の音楽愛好家たちが、こうしたアーティスト(の音楽)を元々の形式で聴くことができる。
ビニール盤の復活は、近い将来に減速する気配がない。これは私にとってよいことで、というのも、レコードプレイヤーのための場所を空けたが、実はまだそれを買えていないからだ。結局、私は未だにぐずぐずするのが得意だということだ。まあ、少なくとも、今後数ヶ月以内により多くの機会があるだろう。

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