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  3. 2018.10.26

Embracing e-cash電子マネーの利用

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変化が怖い。私は昔ながらのスタイルで何かをすることにこだわる傾向がある。オンラインで確認するのではなく、ATMまで行って通帳の記帳を続けている。キンドルに何かをダウンロードするよりも、形ある本を持っていたい。CDがいっぱいの私のクローゼットを見てみてほしい。

しかし、ここ数ヵ月で、私はキャッシュレスの暮らしを受け入れた。どんな取引にも、かたくなに紙幣と硬貨にこだわっていた長年を経て、私は2018年に身軽になった。大きな買い物をするときは、札束を渡すのではなく、クレジットカードを使うようになった。食事の支払いをするのに貯まった楽天ポイントを使う。そして、Suicaカードを家に置いておき、携帯電話に頼るだけにすることを選んだ。

数年前は、日本で現金を持たずに一日を過ごすことができるという考えは、ばかげたことに思えただろう。日本人ではない住民の仲間からよく聞く不満の1つは、何もかもにどうやら物質的なお金が必要とされるようだということだった。みんなが何にでもデビットカードを使っているように見えるアメリカから来ると、それはとりわけ目に付く。

多くの店ではまだそれが当てはまるものの――とくに大都市を出て田舎に行くと――、わずか数年の短い間に状況は大幅に変わった。大きな買い物にも小さな買い物にも、マクドナルドのようなかつては現金だけだったチェーン店も含め、カードでの支払いを受け付ける店が増えてきた。

それに、ほとんどの場所では買い物をするのにクレジットカードすら必要ない。SuicaやPasmo、Nanacoといったさまざまな種類のカードが使える店舗も増えてきた。最近、映画に行って、電子マネー支払い用に別の列があるのを見て驚いた。私はその列に並び、現金払い用の列に並んでいる誰よりも早くポップコーンを手にした。

さらに示唆的なことは、携帯電話を電車の定期券として使うことだ。これは、私が最も気乗りしなかった考えだ――突然故障しないだろうか?政府が私のあらゆる動きを追跡するのだろうか?まあ、もし監視しているとしても、あまりに便利なのでリスクを犯す価値はある。コンビニエンスストアでは1回タップするだけで携帯電話にチャージができる。プラスチック製のカードにチャージするために5、6人の後ろで待つ必要がない。

物質的なお金を使うことが減ったのは、私の最近の暮らしで大きな改善となっている。日本はこの技術の活用で世界に遅れているというイメージはあるものの、実はかなり追いついていて、それに気づいていないだけだ。ただし、うちにあるたくさんのCDを私が近いうちに捨てるとは期待しないでほしいが。

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