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  3. 2018.12.7

Wreath seasonリースの季節

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初めてマイホームを持ったとき、友人が小さなリースをくれて、私たちの人生のこの大きな一歩を祝ってくれた。ねじれて乾燥した野生のブドウのつるで作られたシンプルな円に、彼女が地元の森で摘んだ小さな花がついたものだった。私がそのリースをリビングの壁にかけると、このリースは、私たちが買ったばかりの老朽化した隙間風の入る古い家を、私たちを歓迎して包み込んでくれる家に変えた。

私はいつもリースといえばクリスマスを思い浮かべていた。西欧の多くの人々は、冬が近づくと玄関のドアにリースを飾る。アドベントリースもあり、これはドアや壁にかけるのではなく、平面に水平に並べるものだ。アドベントリースは、キリストの誕生を祝う日までの数週間をカウントダウンするために1本ずつ灯す4、5本のキャンドルの台座として使われる。

しかし、そのとき、リースは昔から多くの季節や多くの出来事で役割を果たしてきたことに、私は気が付き始めた。収穫をテーマにしたリースは、世界中の多くの地域で毎秋、ホームデコレーションのカタログに登場する。花のリースは、ひつぎや墓石によく置かれる。月桂樹のリースは、勝利したアスリートや王様の頭に乗せるのに使われる。リースは、しめ飾りで人気の形にもなった。しめ飾りは、日本の住宅や事業所の入り口に新年を迎えるために伝統的に掛けられる編まれたロープの飾りだ。

私が見てきたクリスマスリースは青々とした常緑の枝に赤い実や銀のベルが散りばめられて作られている傾向があるのに対し、日本の新年のリースは通常、稲わらや、アシ、ススキの束といった淡い草のような素材がねじって編まれている。色のついた紙や布の帯で飾られているものもある。こうしたリースは、温かく素朴な雰囲気があって気に入っている。

リースの輪の形には何か気持ちが安らぐものがある。日本の書道家は、日の入りや日の出、満月、抱擁を、太い一筆書きの円の円相で思い起こさせることができる。この円は、完全性や無、永遠の命を象徴することができ、いつも芸術家にインスピレーションを与えている。

しかし、私のリースへの関心は、私たちが初めて家を買った日に友人がくれたリースにいつも戻ってくる。あのリースが私に与えてくれた喜びは、私が知っていて大切に思っている人々がいる家や職場で繰り返されるのを見たいと私が思うものである。リースをあげることは、ハグを贈るようなもので、それはさらにもっと長く続く。リース作りは、どんどん増えていくいつかマスターしたいスキルのリストに入っている。2019年の新年の抱負にすべきかもしれない。

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